介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護福祉士なし

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Oさんは90歳近い利用者でしたが、まだしっかり歩ける上に髪も黒く染めていたので、20歳は若く見られる人でした。
だからこそデイの職員も油断していたのか、トイレからフロアに戻ってきたOさんを誰も見ていない時に、彼女は段差につまづいて尻餅をついてしまいました。
その場は「大丈夫」とスタッフの手を借りて立ち上がってくれたのですが、後日「足が痛いから休む」と連絡があり、その後も1ヶ月近く休み続けた後、息子さんから「おたくのデイで転んだからではないか」と連絡が来てしまい、Oさんは息子さんと病院を受診。
レントゲンを撮ったら足の骨にヒビが入っていると知らされました。
診断結果を聞いた後、施設長がお詫びと確認のためOさん宅に伺いました。
しかしOさんがデイで転倒してから1ヶ月近くも経ってからの受診で、Oさんはその後も他のデイサービスやリハビリ教室に複数通っていたため、どのタイミングで骨にヒビが入ったのか結局わかりませんでした。
それでもうちでの転倒が原因かも…ということで、通院料金や受診料を支払うことになりました。

対応者の中での対応

最初に転倒された時、何度も受診を勧めたのですが「歩けるから平気。息子にも言わなくていい」というOさんの強い言葉をそのまま通してしまったため、何が原因かもわからないままうちのデイが全ての料金を支払うことになってしまいました。
普段はしっかりしているOさんをスタッフが無意識に「大丈夫」と思い、見守りを怠ったのが悔やまれます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

事故やヒヤリハットが起きた後は、とにかくなるべく早く状況と容態を確認して記録に残すこと。
また、ご本人が大丈夫と言っても一応受診を勧めるのが基本です。
今はなんともないし病院に行くのは面倒…とそのままにする利用者の方が多いので、決して軽く見ずに関係事業所やご家族と情報を共有して、ご本人の今後の状態にも関わってくるという事実をしっかり説明して理解してもらいましょう。

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