介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)なし
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 B1
認知症の状況 わからない
性別 男性
トラブルが起きた背景
T様は70代の奥様と二人暮らしです。時々40代の娘様が帰って来ておられます。
脳梗塞後、リハビリ入院を経て帰宅されました。左半身に軽い麻痺が残っているものの、身の回りのことは自立しています。
しかし、ご自分ではシャワー浴しかできませんでした。湯船に入りたいとの希望を叶えるために、ケアマネージャーを通して訪問介護サービスを依頼されました。急なご依頼でした。
私が訪問した際、ケアマネージャーからはT様は退院直後のため「シャワー浴のみ行ってください」とサービス提供責任者や家族に伝えていました。
ところが、ご本人や家族は「湯船に入りたい」との希望を強く述べておられました。
奥様や娘様は「そんな融通の利かないことならケアマネージャーを変えるから」と言っておられました。訪問していた私はサービス提供責任者に連絡し状況を伝えました。そしてその情報はケアマネージャーにも伝えられました。
結局、ケアマネージャーがT様宅を急遽訪問し「今回のみ、ヘルパーと一緒にご家族にも介助を行っていただき湯船に入る」ことに落ち着きました。
実際は、浴室が狭くご家族に介助していただくことはできず、脱衣所で脱衣するところまでご家族にサポートに加わっていただきました。入浴自体はヘルパーが細心の注意を払いながら介助しました。
ケアマネージャーから「今日はシャワー浴だけにしてください」と言われたことにご家族は激怒しておられました。
まずは、そのお話を遮ることなく最後まで必死にお聞きしました。その上で「責任者に状況やご希望をお伝えします」と伝え連絡を入れました。
対応者の中での対応
自分の対応の良かった点は、
1「お話をよくお聴きしたこと」
2「湯船に入りたいとの希望を持たれるのは当たり前のことであることをお伝え出来た(ご本人の気持ちに理解が示せた)」
3「自分の判断でサービスを進めず、責任者に連絡を入れた」
のが良かったと思います。
また、ケアマネージャーの悪口のようなこともおっしゃっておられましたが、そのお言葉に同意することなく、聞くだけにとどめることができたのも良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
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