介護施設の事例
施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)
訪問介護(ホームヘルプ)介護職員(ホームヘルパー)骨粗しょう症
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 わからない
性別 女性
トラブルが起きた背景
U様は独身生活を送ってきました。
数年前、玄関先で転倒し背骨を骨折してしまい以後、ほぼ外出できない状態になってしまいました。週に2回の訪問介護サービスにより、入浴介助と買い物代行を利用されています。
水曜日の朝9時より私が担当し、買い物代行のため訪問していました。
その朝いつものように訪問したのですが、いつもなら開いている雨戸や玄関の鍵が閉まっていました。大声でUさん宅へ声を掛けましたが返事がありません。
すぐにサービス提供責任者に連絡したところ、隣の家の方が鍵を預かっているとのことで、声をかけ隣家の方同行のもと再びU様に声掛けしたところ、か細い声で返事がありました。
お借りした鍵で玄関を開けることをU様に伝え、了承いただいたので室内に入りました。U様は居間の床に仰向けに倒れていました。昨夜、急に体が動かなくなり、そのままの状態だったとのことでした。こちらの声掛けにやや呂律は回っていないものの、返答してくださいました。
再びサービス提供責任者に連絡し状況を伝え、U様の了解も得て救急車を呼びました。
U様は仰向けに倒れていました。サービス提供責任者の指示を受けつつお体を動かさないようにしたり、頭の下にタオルをかませたり、お体が冷えないように毛布を掛けるなどの対応をしました。
お話はできたので、昨夜何時ごろのことだったのか、何か普段と変わったことはなかったかなどのお話をお聞きしました。
救急車からも連絡が入り、U様の状況をずっとお伝えしていました。
対応者の中での対応
家の様子がいつもと違っていたので、すぐに「何かあったのでは?」と感じることができました。
自分一人の判断で行動するのではなく、すぐにサービス提供責任者と連絡をとり、指示を仰いだのも良かったと思います。
U様は「起き上がりたい」などとおっしゃっておられましたが、サービス提供責任者の指示のもとなんとかなだめ、動かないようにしていただきました。室内に自分だけでなく、隣家の方にも同行していただいたことも、後々問題にならないようにするためにも(何か金品などが無くなっているとの疑念を持たれないように)良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
独居生活を送る高齢者は多くなっています。
かねてより思っていましたが、独居生活を送っておられる方には、訪問介護サービスに入る前日に一報連絡を入れると良いのではないかと思います。
実際、突発的な状況が起きるとヘルパーもパニックになってしまいます。
訪問前に「もしかしたらいつもと様子が違うかもしれない」「もしも室内で倒れていたらどのように対応するか」といったことを毎回シミュレーションしておくなら落ち着いて対応できると思います。
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