介護施設の事例

施設名: 訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーション支援相談員なし

対応者

対応者

対応者 支援相談員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

STさんは、既往歴の選択肢に該当は有りませんでしたが、乖離性大動脈瘤というご病気をお持ちでした。この病気は非常にリスクが高く、要するに大動脈の血管が薄くなっていて、いつ破裂してもおかしくない状態でした。
当時、僕の勤める通所リハの看護師がとても厳しい方で、その看護師がいた時代ならばリハビリなんて論外だと恐らく受け入れは拒否されていたことでしょう。ですがその看護師さんの意向が強すぎて稼働率が上がらず、そこに僕が異動。そのことを問題視した僕はその看護師さんの異動を打診し、その後の看護師さんはとても柔軟で穏やかな方で、気軽にO Kを出してくれる方でした。
Opeが終了しSさんの通所が決定。もちろん主治医の意見書にもリハビリの指示はでていたのですが、実際通所してみると少し体操をしただけで「胸が痛い」という状態で、その度に我々も冷や冷やしながら対応しておりました。
リハビリどころか入浴もままならない状態のため、これは通所リハよりも通所介護で穏やかに過ごしながら必要な支援を受けた方が本人にとってもメリットは大きいだろうとその提案をしたところ本人、ご家族様から「リハビリというのは運動することだけではないのではないか??」というクレームがつきました。
結局しばらくはそのままお受けする形でしたが、やはりメインのリハビリが実施できない状態は変わらずその旨をケアマネさんへ相談。主治医へ再度確認していただき、指示書の内容を変更。
合わせて、こちらでは必ず連絡帳に実施したサービスの内容をご家族へ伝達していたのですが、その内容であれば通所介護でも実施できること、それから単価の違いを随時説明していき、3ヶ月後にようやく通所介護への移行が決まりました。

対応者の中での対応

良い悪いは別として、こういう時は自分の事業所だけで抱え込まず、他職種で連携していくことが重要であると再認識しました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今の介護保険制度の流れは、医療との連携を1つのキーポイントにしている傾向が強く伺えます。その分、介護予防の概念も強くなっているのですが、サービスの違いというのはなかなか一般的には浸透せず、通所リハと通所介護はどうしても同じイメージで見られがちです。
契約や担当者会議等でしっかりと自分の事業所のサービス内容を説明することが重要だと思います。

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