介護施設の事例

施設名: 訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーション支援相談員骨粗しょう症

対応者

対応者

対応者 支援相談員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱa

性別 女性

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トラブルが起きた背景

前提ですが当通所リハでは飲食物の持ち込みを禁止しています。
それは必ず利用前の説明でも徹底しておりました。
ある日の昼食後の休憩時間。
利用者さんもお昼寝をする方、デイルームで雑談する方様々なのですが、この間に職員も洗濯や下膳、午後のレクの用意等を行います。比較的手薄な時間ではあるのですが、利用者さんの動きも少ないのでA班、B班に分かれてこの時間を用いて職員も休憩をとるようにしていました。
最近だとどうなんでしょうね。
数年前から職員不足を不安視する厚労省から、介護職員の待遇改善を目的に処遇改善加算を設けるようになりましたが・・・
その間に起こった事。
Iさんはこの日、自宅から自分で漬けたというご自慢の漬物をカバンに忍ばせていたようで、同席していた利用者さんに振る舞ってしまったのです。
同席していた方が高血圧や腎不全で塩分を制限されていた方。
しかも、気づいた職員がその漬物を回収したところ、異臭が・・・・。
いつの物かも不明の漬物をみなさんで召し上がってしまいました。
幸いな事に、それが原因で腹痛を起こす方もおらずほっとひと安心ではあるのですが・・・。
当然塩分制限を受けていた方のご家族様は大変ご立腹。しかも古い漬物だったようで、その後の経過を事業所に報告を下さいとお願いしなければならないという・・・。
もう、ひたすら謝罪するしか出来ませんでした。

対応者の中での対応

この件は当事業所としては事故として取り扱う事になりました。
もちろん、再発防止策もご本人、相手方のご家族様にも提示しました。
見守りの職員も全く配置していなかった訳ではなかったのですが、やはり動きが少ないからといって手薄にして良い時間帯などないという事を前提にシフトを組んでいく事も重要ですよね。
とはいうものの、通所リハは介護員の配置人数は実はデイサービスよりも少ないのです。
更に、この時代介護職員の確保が非常に難しく・・・。
永遠の課題と言えます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

飲食物の持ち込み禁止の件に関しては、当然今回持ち込んでしまった方のご家族様へも改めて周知はしましたが、実際のところは他にも大なり小なり同様の事は何度か確認されています。
特に多いのが、飴玉。
たかが飴玉・・・と思うかもしれませんが、実際に嚥下が低下している方にとっては飴玉ひとつで命を奪われる可能性もありますし、糖尿病の方ですとその結果血糖値が安定しないというリスクも伴います。
人としての善意的な気持ちを思えば、解らなくもないのですがね・・・。

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