介護施設の事例
施設名: 訪問看護
訪問看護介護職員(ホームヘルパー)なし
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅱb
性別 男性
トラブルが起きた背景
三重県出身で訛りが強く、早口で話す職員であるS・Aさんの話です。ヘルパーステーションの管理者をされておりました。
会社の異動で三重県から、東京になりました。
S・Aさんが訪問介護員で、高齢者が高齢者住宅のSさん宅に伺った時に起こった話です。
S・Aさんは訛りが強く早口のため、一緒に働いている職員でも言葉が聞き取れないことがありました。
訪問先に伺った際は、ゆっくりした口調で話すようケアマネからも言われていたのです。
しかし、テキパキされているS・Aさんはどうしても早口の口調になってしまうのでした。
ある時、高齢者住宅にいるSさん宅にヘルパーが誰もいけないことがあったのです。
味噌汁つくりと簡単な調理の仕事内容のため、S・Aさんが急遽、向かうことになりました。
S・Aさん、簡単な仕事とはいえ初の訪問先のため緊張されたのでしょう。口調が早口になってしまったようです。
利用者のSさんはやや難聴のある方です。
Sさんには、会社の職員がSさんが不在でも家の中で仕事を実施すると説明しております。尚且つ、了承もいただいておりました。
しかし、S・Aさんの訛りの強い早口でしゃべってしまったため、Sさんは不審者がいると思ってしまったようです。S・Aさんは説明しましたが、Sさんは理解されず大激怒。S・Aさんはすぐさま退室。
当日の夜、ケアマネとS・AさんがSさんとその家族に謝罪に行きました。
その後、S・AさんはSさん宅に出入り禁止となりました。
S・Aさんは管理職という立場がありますが、素直に自身の早口である口調で起きた不祥事と認め、Sさん宅の出入り禁止を受け入れていました。
対応者の中での対応
S・Aさんが自身の早口である口調で起きた不祥事と認め、Sさん宅の出入り禁止を受け入れたこと。
すぐに、Sさんとその家族に謝罪にいったこと。
今後同じ事例が起きた時の対処法
訪問介護は最終的に、利用者と訪問介護員という一対一の関係性になるため接し方に気をつけることです。
また、その利用者の性格・どのような既往や障害を持っているか把握することが重要です。その事前情報を元に接していくのです。
高齢者の方は、だいたい難聴になります。高齢者の介護をする上で、大きな声でわかりやすく説明していくことは非常に大切です。その利用者によるとも思いますが、介助の際は一つひとつの動作時に声かけしていくことが大切なのではないか、と個人的に考えております。
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