介護施設の事例

施設名: 訪問看護

訪問看護介護職員(ホームヘルパー)脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 B1

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Sさんはサービス付き高齢者住宅で奥様と二人で住まわれていましたが、ある日の夜に飲酒により混乱状態となり「誰かが毒を混ぜたんだ!」と大暴れ。
私は看護師ですが、夜間オンコール担当のため介護士として対応しました。
奥様やスタッフも巻き込まれ、その後警察にSさんが通報したことで施設に警察が来るというトラブルがありました。
その後も毒が入っていると食事や服薬も拒否、心不全や腎不全を持っているSさんにとっては致命的な状態でした。
夜が明けても暴れ続け、ついには地域の病院へ「毒を盛られた。採血しろ!」と片っ端から電話をかけ、関係各所で大騒ぎ。
コロナ禍でクラスターも発生している中緊急受診となり、大変なこととなりました。
警察へは事件性がないこと、館内に監視カメラがいくつかあり確認も可能であると説明しています。
その後も傾聴し、何度も説得を試みるものの聞き入れてはいただけず。
最終的にはSさんの要求どおり、採血できるようSさんの主治医へ連携を図り解決に至りました。

対応者の中での対応

良かった点としては、採血に関して(ご本人様の要求)迅速に主治医とその担当の看護師と連携を図れた点です。
悪かった点としては、警察に通報されるという事態が予測できず介護士が目を話した隙に通報され、さらなる不安と混乱を増長させてしまった点です。
しっかり傾聴を行っていたため、ご本人様への対応としてはかなり良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

予めケアマネージャーや相談員へ事態が起こった際にはどうしたらよいかフローチャートを作成し、それに則った対応ができればよいかと考えます。
また、警察などへも予めご連絡をし予防線をはることも有効かと思います。

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