介護施設の事例
施設名: 居宅療養管理指導
居宅療養管理指導薬剤師脳血管疾患
対応者
対応者 薬剤師
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
トラブルが起きた背景
Zさんは独居で認知症を患っており、最近になって認知症の進行スピードが速くなり、薬の管理ができなくなったので当薬局へ訪問居宅管理指導の依頼がZさんの娘さんからあったため、当薬局が娘さんから同意書を取得して、その他関連機関とも連携して訪問居宅管理指導を行うことになった。
具体的には、定期的にご自宅を訪問しお薬カレンダーにお薬をセットし、ケアマネージャーさんやその他の介護職と情報共有するZさんの介護ノートに行った作業を記載するという内容。
訪問2-3回目だったと思いますがいつものようにZさん宅を訪問すると、お薬カレンダーには確かにZさんのお薬の内容ではあるが、明らかに当薬局で調剤した薬ではない薬がセットされていた。
どう考えても当店以外の薬局が作業を行っていると思われた。
介護保険では同意書を取得できるのは1薬局だけなので、1人の患者に対して複数の薬局がサービス提供を行うことができないにも関わらず、当店含めてもう1つの薬局が利用されていると思われた。
Zさんに「どこの薬局が薬をセットしに来ましたか?」と尋ねても全く埒が明かないので、娘さんやケアマネージャーさんに問い合わせるも他の薬局が来るわけないと当惑しておられた。
過去にZさんが利用していた薬局に当てずっぽうで問い合わせると確かにこの薬局が訪問をしており、Zさんから頼まれたからということであった。事情を話して、今後は当店が対応するのでということで解決した。
対応者の中での対応
スピーディーに各所に問い合わせたため、問題がすぐに解決してよかった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のZさんのように、独居で認知症の方は薬を自分で管理できないために「お薬がない不安」もある。
それで昔からの付き合いのある薬局に頼んでしまったのかもしれない。
頼まれた方の薬局も、例えば介護保険証をIT化するなどして、どこの薬局が介護を担当しているかわかるようにできればよいと思う。
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