介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーション(デイケア)管理者(施設長・ホーム長)なし
対応者
対応者 管理者(施設長・ホーム長)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅱb
性別 男性
トラブルが起きた背景
通所して頂いている方の殆どが、施設内で提供した昼食を召し上がって頂いておりました。
この日も普段と変わらない穏やかな昼時で、むしろ殆どの皆さんが昼食を摂取し終えていて、この方にも水分摂取の声がけをした直後の事でした。
こちらの方は嚥下の機能がだいぶ低下しておりまして、食事の際は特に注意して見守り、声がけさせて頂いておりましたが、食事を終えてこの緊張が緩んでいる時間帯。利用者様の中には食事を既に終えて、午睡の用意をしている方も多く、移乗介助が必要なこの方にはお茶を飲んで一息ついた後に、口腔ケア後ベッドへ誘導する予定でした。
ひと段落し、こちらの方の介助の為声がけすると、机にうつ伏せていて返答がありません。
何度声を掛けても起きる気配がないので体を起こしたところ、意識を失っておりました。
看護師を呼び心臓マッサージ開始。同時進行で救急車を要請。ご家族へ第一報を入れ、搬送先が決まり次第再度連絡する事となりました。
心臓マッサージ開始後数秒で幸いな事に意識回復。ですが、意識消失した時間も長かった事から救急搬送しましたが、入院の必要性はないとの事でとりあえず自宅にて静養。
要因については不明確ですが、水分での誤嚥の可能性が高いとの事でした。
この後、こちらの方はやはり何度か水分での誤嚥を繰り返す形になり、2カ月後肺炎を患い入院。胃ろうを増設しましたが、通所を再開する事なくその後、お亡くなりになりました。
対応者の中での対応
食べ物に関しては細心の注意を払っておりましたが、水分で誤嚥による窒息のリスクはそこまで考えていないというのが正直なところでした。
この件があってから、こちらの方に関しては再度、緊急時の対応について書面で説明し、合わせて通所時のリスクについて確認しましたが、ご家族も大変気持ちの良い方で、リスクを把握の上、同様の事故があり最善の対応をとったにも関わらず、命に関わる状態となっても、ご家族としては不満はないとのご意向を明確にして頂き、最後まで頑張って通所して頂けたのが良かった点だと思っております。
今後同じ事例が起きた時の対処法
誤嚥による事故は介護施設ではとてもポピュラーな内容かと思います。その中で、まずはご本人の嚥下機能に係る適切なアセスメントと、万が一何か起こった際の対応を事前に明確にしておく事、責任を負う事ができるラインを明確にしておく事がまずは重要な点と思います。ですが、最初の段階でリスクが想定されなかったからといってケアを行わなくともよいという訳では決してありませんし、正直なところ、誤嚥自体は高齢者であればだれでも起こり得るものだと考えておいた方が無難だとも思います。
飲食をともなう場面では必ず、見守り職員を配置する事が重要ですが、中には「見張られていて刑務所みたいだ」というご意見もあります。
いかに、支援者が黒子となる事ができるか??
あるいは、見守りだからといってじっと見て居なければならない訳ではなく、コミュニケーションやレクリエーションの支援を行いながら見守りと感じられない見守りを行う事も介護員さんのテクニックの一つだと思います。
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