介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)看護師認知症
対応者
対応者 看護師
対応者 女性
お相手
寝たきり度 B2
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
トラブルが起きた背景
私は就職してまだ二週間の新人で、仕事を覚えるのに精一杯で、利用者様全員の病状などを把握していませんでした。
私はその日、Yさんの入浴介助を任され、Yさんの身体を洗いました。 入浴後利用者様方にお茶を出していると、看護師の先輩に「Yさんが身体洗って貰ってないって怒ってるけど」と言われました。
Yさんは車椅子に乗っていましたが、意識がはっきりした方だったので、足が悪いだけの方だと思っていました。
ですが、Yさんは脳梗塞の後遺症で半身麻痺を患っている方だったのです。
半身麻痺の方は、麻痺側の方の身体の感覚が一切ありません。 Yさんの入浴介助では、半身麻痺の方を洗う時は「今洗っていますよ」と声を掛け、洗っていると認識して貰わないといけないというルールがあったのです。
私はそれを知らず、他の利用者さんと同じ様に洗ってしまいました。 Yさんは半身麻痺側の身体を洗い忘れたと思い、怒ってらっしゃったのです。
私はYさんの元へ行き、Yさんの病状を把握していなかった事を伝え謝罪しました。
私は情なくも謝罪しながら泣いてしまいました。
Yさんは最初は怒っていましたが身体はきちんと洗った事、次回はちゃんと声掛けをする事を伝えると、新人だから仕方ないねと許して下さいました。
私は厳重注意を受け反省文を書く事になりました。
対応者の中での対応
カルテをきちんと見ていれば良かったのですが、正直全てのカルテを見る時間はありませんでした。
言い訳になってしまいますが、残業禁止だったので休憩時間を利用者様の病状把握に当てていましたが、時間が足りませんでした。
Yさんの介助を任された時に、Yさんの事は勉強不足で知りませんと正直に言えば良かったのです。
私は怒られるのが怖くて聞けませんでした。
そのせいで反省文を書かなければならない程利用者様に迷惑を掛けてしまいました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今後同じ事が起こらないよう、利用者さんの病状把握などを徹底し、分からない事はすぐに聞く事にします。
私は自分がどう思われるかを考えてしまっていました。
自分ではなく利用者様がどう思うか、どうすれば満足頂けるのかを考えて動かなければなりません。
自分が教える立場になった時は、聞かれなくても最低限の事は伝える様に致します。
教わる方は何度も質問する事に躊躇し、早く一人前になりたいと無理をしてしまう事を忘れない様にします。
同じ施設での関連事例
新着の介護事例
総合閲覧数ランキング
関連ワードから探す
- アルバイト(11)
- ケースワーカー(20)
- ケアマネージャー(介護支援専門員)(43)
- サービス提供責任者(61)
- その他(19)
- 介護事務(15)
- 介護助手・介護補助(28)
- 介護福祉士(162)
- 介護職員(249)
- 介護職員(ホームヘルパー)(138)
- 作業療法士(15)
- 支援相談員(25)
- 機能訓練指導員(15)
- 歯科衛生士(2)
- 理学療法士(12)
- 生活支援コーディネーター(3)
- 生活支援員(11)
- 生活相談員(14)
- 相談支援専門員(12)
- 看護学生(1)
- 看護師(45)
- 福祉用具専門相談員(3)
- 管理栄養士・調理スタッフ(3)
- 管理者(施設長・ホーム長)(50)
- 臨床心理士(2)
- 薬剤師(3)
- 言語聴覚士(2)
- 運転手(介護ドライバー)(1)