介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)看護師なし
対応者
対応者 看護師
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
看護師Oが、Kさんの爪切りを行いました。
その際、OがKさんの皮膚を損傷しました。これまでにも看護師による爪切りの際の皮膚損傷トラブルは発生していましたが、必ず上長に報告の上、事故として利用者様に謝罪し事故報告をあげていました。
しかし、OはKさんに謝罪もしなかった挙句、上長への報告も怠りました。
私はKさんから「指から血が出ちゃって。さっき爪を切ったときだと思うんだけど」と相談を受けました。
私は指の消毒およびカットバン保護をした上で、Oに事実関係を確認しました。
Oは私には自身のミスにより皮膚を損傷したことを認めましたが、結局Kさんにも上長にも事実関係の報告はせず、連絡帳へ記載してご家族に事実関係を伝えることも謝罪することもしませんでした。
私は上長に事実関係を報告しました。その上で、上長はKさんに事実確認をしましたがKさんは「なんともないのよ」との返答で、皮膚損傷のことは上長には伝えませんでした。
上長は帰りの送迎の際にご家族に状況をお話しし、Kさんからご家族に何か訴えがあれば教えていただきたい旨をお伝えしました。
その次のご利用の際、上長はご家族にKさんから何か訴えがなかったかを確認しましたが、特に何もなかったとのことでした。
Oが報告及び謝罪を怠り、Kさんご本人とKさんのご家族からけがをしたとの報告が上長に上がらなかったことから、この事態に対する事実確認ができずうやむやなままで幕引きとなりました。
Oは看護師としてご利用者様にけがをさせておきながら、何事もなかったかのように現在も就業していますが、私はOに対して看護師として失望し信用できなくなりました。
対応者の中での対応
私は上長に事実関係を報告しましたが、報告が遅かったのが悪かったのだと思います。
Kさんから「血が出ている」とご報告を受けた時点で、処置介入をする前に上長に報告し、傷の状況を上長にも確認してもらうべきでした。
その場であればKさんも遠慮することなく、事実をお話ししてくださったものと思っています。
Kさんはご遠慮される方なので、今回は全てがうやむやになってしまいましたが、デイサービス看護師への不信感になるのではないかと心配しています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
事実が発覚した時点で上長に報告し、Oを含めて事実関係を明確にしてKさん及びご家族に対し、謝罪をしたいと思います。もちろん、Kさんに限ったことではありません。
Kさんは認知機能の低下のない方ですが、Oはその方でさえ事実関係をあいまいにしたのですから、認知症の方の場合はなおさらうやむやにすると思っています。
看護師及びデイサービスに対して不信感や不安感を抱かせることなく、安心して通っていただける環境を整えるべきだと思っています。
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