介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
通所リハビリテーション(デイケア)管理者(施設長・ホーム長)なし
対応者
対応者 管理者(施設長・ホーム長)
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱa
性別 女性
トラブルが起きた背景
U字型歩行器(大型)を使用した施設内移動時の転倒に関するトラブルです。
こちらの利用者様は廃用症候群から下肢筋力低下が著明。リハビリを実施する中でそれまでは全面的に車椅子での移動でしたが、場所と時間帯を指定して浴場、トイレへの移動は見守り、部分的な介助により歩行器歩行で移動して頂いておりました。
認知面はほぼ問題なく、歩行器の使用に関しては概ね、機能やセッティングも自分で行えるようになってきており、歩行器に関しても施設から貸し出していたものですので定期メンテナンスは随時実施しておりました。
ある日、休憩時間を終えてトイレに向かう際いつも通り立ち上がり、歩行器に寄りかかったのですが、その際に「ガタン!!」という大きな音と共にその方が右側へ倒れ込みました。幸いな事に倒れ込んだ先にリハビリ用のベッドが置いてあり、そこへもたれかかるように倒れた為軽度の打撲で済みましたが、ご本人は歩行器が勝手に倒れて行ったとの訴え。確認をすると、高さ調整のレバーが固定されておらず、寄りかかった拍子に高さがガクンと下がってしまい、転倒に繋がったものでした。
とりあえず外傷を確認し異状無し。軽度疼痛は残存しておりましたが、動作に支障はないレベルでしたので、ご家族へその件をお伝えし、次回利用日まで疼痛の経過とその他特変を確認して頂く事となりましたが、幸いな事に大きな怪我にはつながらず胸をなでおろしたのですが、ご本人はそれ以降、不安から歩行器の使用に対して嫌悪感が強く、以降は暫くせっかく歩行範囲を拡大している最中だったのですが、その支援を進める事が出来なくなってしまいました。
対応者の中での対応
インシデント予防策として、歩行器の使用前に必ずスタッフがストッパーや固定レバーを確認してから使用するよう徹底しました。ご本人も時間の経過と共に恐怖感が軽減し、3ヵ月後には同様の訓練を再開する事が出来た事。それから大きな怪我に繋がらずに本当によかったと思っております。
今後同じ事例が起きた時の対処法
前にも言いましたが施設内におけるトラブルの中で圧倒的に多い事例は転倒、転落によるトラブルでした。
正直なところ、健康な我々ですら小さな段差や物に躓いてしまったり、浴場の濡れたタイルの上で足を滑らせたりという事がありますので、障害のある方や高齢の利用者さんにとってはなおのこと、そのリスクは高くなります。こちらの方に関してはすぐそばで見守りをしていながらの今回の転倒事故でありましたが、リスク管理に合わせて考えなければならないのが、補助用具の正しい使用方法について。基本的には自分で覚えて頂き、自宅で応用できる環境を作っていく事が必要な訳ですが、その確認は施設だからこそできる事だと認識しておく必要があります。
施設側からレンタルしている用具を使用しての、使用上の確認を怠った事による事故ですからその点は尚の事と思います。
何を使っていても「安全」と言い切れる事は決してありませんので、大げさかもしれませんが、一つ一つ指さし確認するくらいの気持ちでも良いのかもしれません。
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