介護施設の事例

施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)

通所リハビリテーション(デイケア)介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

デイケアにてあるスタッフの実父が亡くなり、それを知った利用者様が香典をくださったことにより発生したトラブルです。
利用者様は新聞のお悔やみ欄を見て知ったそうです。珍しい名字だったので目にとまり、直接スタッフ本人に話したところ事実を知ったそうです。
送迎時に別のスタッフへ「渡してほしい」とお願いされたとのことで事態が発覚しました。
もちろんスタッフに香典をもらおうなんて意識はありませんし、利用者様はいつもお世話になっているスタッフに何かできることをしたいという気持ちです。
しかしそう思わない周りのスタッフが数名おり、「香典欲しさに言ったんじゃない」などと面白おかしく噂し始めました。
実の父親が亡くなって落ち込んでいるところにこの仕打ちです。そしてその話は香典をくださった利用者様の耳にも入り「悪いことをしてしまった」と気持ちを沈ませることになってしまいました。
利用者様は100%善意にて行ったことであり、その気持ちを考慮し香典を返すことはしていません。
受け取ったスタッフへの注意はありましたが厳しく咎めるようなものではありませんでした。
そして利用者様との間にて個人的なやり取りをするべきではないと他のスタッフへも周知徹底しております。

対応者の中での対応

利用者様にそういう行動をされるほど親しく思っていただけていたことは良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

利用者様とスタッフとの間にて個人的な金品のやり取りをすることはご法度とされています。
しかし利用者様はいつもお世話になっているスタッフへ何かしたいという気持ちでいます。
そのためちょっとしたお菓子の一つや二つ受け取ることは実際にはあると思います。
今回の事例では他のスタッフに渡してほしいをお願いした場面がポイントだったのでしょう。
渡したいスタッフ本人と直接対応していたら、丁重にお断りしただろうと思います。
受け取ってきたものをお返しするのは失礼にもなりますし、何より利用者様のお気持ちをないがしろにする行為でもあります。
「渡して欲しい」とお願いされたスタッフが、その場でお断りするか、直接本人に話してみますと一旦保留して持ち帰り、上の人も含めて対応すべきだっと考えられます。

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