介護施設の事例

施設名: 介護老人保健施設

介護老人保健施設介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 B1

認知症の状況 Ⅲb

性別 男性

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トラブルが起きた背景

ユニットデイルームにて、昼食介護中、脳梗塞で認知症のある利用者様が車椅子で一人でトイレに行かれた。トイレに入った姿を見つけ、職員同士声を掛け合った。まず、担当テーブルの食事を下膳し、担当利用者様の様子の確認をする。次に2名でトイレ介助に行く。一人で立ちそうになり転倒するところを一人はズボンを持ちあげ、足で腰を支えた。私は車椅子をすぐに引いた。後ろから足で腰を支えながら、私はそのまま利用者様にトイレの便座に座ってもらうようにサポートする。一人は転倒しないように利用者様の身体を前側から抱きかかえる形でサポートした。
怪我までには至らなかったが、判断ミスや連携ミスが転倒を招いていた。

対応者の中での対応

良かった点は、職員とすぐに連携できたところです。普段から利用者様のことを報告し、常に連絡や何かあればみんなで考えていたことは利用者様のトラブルを最小限にとどめる努力はしていたと思います。
悪かった点として、目を離してしまっていたことです。この利用者様は一人で食事をされ、一人で車椅子を乗られますが、トイレ介助は必要です。脳梗塞を患っておられ、コミュニケーションを図ることに普段から気を付けていたものの「トイレ介助」の難しさ・介助の捉え方を常々話し合っていた矢先でした。
介助することがどいうことなのか、サポートとはなにか、一人でできることや「プライド」や尊厳とは何か。
これだけではないトラブルがあることを知るきっかけとなりました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

「自分でできる」と思うことや「プライド」は人間誰しも持ち続けていることだと思います。認知症も24時間分からないわけではないことや言葉は届いているということ。介護者は利用者様がどう感じるのか本当に一度立ち止まって考えるべきだと思います。
事故防止は完全ではないですが、どれだけ防げるか常に利用者様のことを職員が意識していれば連携が図れます。家族にも本人にも思いは届きます。「仕事をこなす」のではなく「心に寄り添う」ことが介護の仕事だと思います。

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