介護施設の事例

施設名: 介護老人保健施設

介護老人保健施設介護福祉士なし

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

体重90㎏台の男性利用者様を居室のベッドから車椅子に移乗する時や車椅子からベッドへ移乗する時、利用者様の腰のあたりに手を支えるだけでは持ちあげきれず、ズボンのウエスト部分を持って移乗していた。利用者様が暑がりだったのもあり、薄手のズボンを履くことの多い方だったため、体の重みでズボンの股の部分が裂けてしまうトラブルが頻回していた。最初は2人介助に変更したが、女性職員のみの時は持ちあげきれず、ズボンのウエスト部分を持ってしまいまた裂けてしまうことがあった。スライディングボードやスライディングシートの使用も検討したが、やはり女性職員のみの時は不安な部分もあり、最終的にリフトを用いて移乗することとなりトラブルは無くなった。

対応者の中での対応

ズボンのウエスト部分を持って移乗するのは、誤った移乗法のため早めに対策をとるべきであった。ズボンが裂けたことにより転倒や転落の危険もあったと考える。
リフト移乗にしたことにより、時間はかかるがより安全な移乗ができるようになった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

夜勤帯など人手が足りない時間帯などは無理して1人で移乗することもあると思うが、そのような時に福祉用具に頼ってほしい。時間はかかるが、利用者様や自分の身を守るため(腰痛予防など)にも福祉用具を活用していくことが大切だと考える。移乗が難しい利用者様がいる場合は、一人では行わない、スライディングボードやシートの活用、リフトの導入などを検討しても良いと思う。ただし、スライディングボードやシート、リフトを使う際は正しい使い方を知る必要がある。研修や勉強会を行ったうえで利用者様へ活用していってほしい。

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