介護施設の事例
施設名: サービス付き高齢者向け住宅
コールボタンを携帯電話に変更され利用者が戸惑った事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A2
認知症の状況 Ⅱb
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
コールボタンを携帯電話に変更され利用者が戸惑った。
会社の方針ではありますが入居者様が生活しにくくなったため、その実情を上司を通じて会社に伝えたこと。そして現場の対応として、一部の居室においてコールボタンを再設置したことは良かったと思います。
介護職員とのトラブル、というよりはもっと大きく会社と入居者様とのトラブルになるかと思います。 サービス付き高齢者向け住宅の本来のシステムは入居者様からの連絡をオペレーターが受け、訪問介護員に指示を出しサービス提供するという流れです。 そのため入居者様に携帯電話を貸与し、オペレーターに連絡してもらうというのは正しいことであります。 しかし実際問題として高齢者の方全員が携帯電話を使いこなせるわけではなく、どうしようもなくなり大きな声を出してスタッフを呼ぶという事態は、至極当然のことと思います。 コールボタンは部屋から撤去しただけなので、再設置することは簡単に可能です。 そのため大きな声を出される方のみ、現場スタッフの判断で再設置して対応しているところです。 会社の上の人に知られてはいけませんが、入居者様の生活を最優先すべきなので間違いではないと思います。
トラブルが起きた背景
サービス付き高齢者向け住宅における事例です。
居室にはコールボタンがあり、押すとスタッフルームの電話につながって会話することができます。
このコールボタンを、オペレーターに連絡するための携帯電話に切り替えることとなりました。
しかし携帯電話を入居者様全員が使いこなせるわけではありません。
いわゆる簡単ケータイというもので大きなボタンを一つ押すだけの動作ですが、高齢者の生活背景もありなかなかご理解いただけない状況です。
そのためスタッフに用事がある際には大きな声で「すみません!」などと叫ばれる方が多いです。
これは夜間帯においても同様でして、これが数名重なるとちょっとした騒ぎになってしまいます。
再びコールボタン設置にするのか、携帯電話を使用できない方のみコールボタン設置とするのかは分かりませんが、社内で今後の対応を検討している段階です。
実際には現場スタッフの判断で、一部の入居者様のみコールボタンを再設置しています。
対応者の中での対応
会社の方針ではありますが入居者様が生活しにくくなったため、その実情を上司を通じて会社に伝えたこと。そして現場の対応として、一部の居室においてコールボタンを再設置したことは良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
介護職員とのトラブル、というよりはもっと大きく会社と入居者様とのトラブルになるかと思います。
サービス付き高齢者向け住宅の本来のシステムは入居者様からの連絡をオペレーターが受け、訪問介護員に指示を出しサービス提供するという流れです。
そのため入居者様に携帯電話を貸与し、オペレーターに連絡してもらうというのは正しいことであります。
しかし実際問題として高齢者の方全員が携帯電話を使いこなせるわけではなく、どうしようもなくなり大きな声を出してスタッフを呼ぶという事態は、至極当然のことと思います。
コールボタンは部屋から撤去しただけなので、再設置することは簡単に可能です。
そのため大きな声を出される方のみ、現場スタッフの判断で再設置して対応しているところです。
会社の上の人に知られてはいけませんが、入居者様の生活を最優先すべきなので間違いではないと思います。
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