介護施設の事例
施設名: ショートステイ
ショートステイの利用者が混乱し叫んだ事例
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 B1
認知症の状況 Ⅳ
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
ショートステイの利用者が、夜間帯にパニックを起こし叫んだ
夜間帯に家族に連絡を取り、電話で会話をしてもらった
夜間にせん妄行動を起こす場合の対策をスタッフ全体に周知する
トラブルが起きた背景
Sさんはアルツハイマー型認知症と脳血管疾患があり、歩行レベルはシルバーカーを利用していました。
ショートステイ利用1週間目に突入し、少しずつ環境になれてきたかと思われていたのですが、消灯時間となり利用者のみんなが寝静まった後、しばらくして突然「監禁されている」と叫び出しパニック状態。
Sさんは他の人よりも早く就寝されていたので、そのまま就寝していただくことになっていました。
夢の中と現実がわからなくなったようで、説明するも拒絶反応が強く、いろんなものを投げてきて私のことを犯人と思っているようでした。
常時叫び続けるため、夜間帯で他スタッフに連絡を取り対応してもらうも、犯人の仲間だと思ったようで、興奮を助長してしまい泣き出してしまっていました。
対応者の中での対応
夜間帯に家族に連絡を取り、電話で会話をしてもらい少し落ち着くことはできました。
ですが、夜間帯は玄関のドアから片時も離れず、開くのを待っていました。
早朝に家族の方に迎えにきてもらい事情を説明。
以前別のショートステイでも1週間を越えると妄想が強くなり、監禁されているや誘拐されたなど思うようになってしまっていたとのことでした。
悪かった点としては、別のショートステイ利用時の様子を簡単にしか聞いておらず、利用停止に繋がったエピソードの情報収集が不十分であったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは家族に日中の様子、夜間の様子を詳しく情報収集をすること。
また、以前と違った様子はないか、なども確認しておくべきだと思いました。
最近薬を変えたばかりだと、夜間帯の妄想スイッチに繋がっていたり、深い睡眠のため朝が起きれず昼夜逆転状態になることもあるため、情報収集を必ず行う必要があります。
また、夜間にせん妄行動を起こすときはどのような対策を取るべきなのか、スタッフ全体に周知します。
家族にも協力得られればそのようにするなど、具体的な解決案を考えておくべきでした。
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