介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

デイサービスの利用者が女性職員に対しセクハラ発言をする事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 C1

認知症の状況 Ⅱb

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

女性職員に対しセクハラ発言をする

職員会議を実施。発言以外に問題がないため、家族にも報告せず、聞き流す対応に

利用者の精神的状況に配慮し、コミュニケーションの図り方に工夫が必要

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トラブルが起きた背景

Oさんは認知症、廃用症候群の進行による筋萎縮症により自分で動くことができません。

普段はサービス付き高齢者住宅にて一人暮らしをされており、週に3日デイサービスを利用されています。

デイサービス職員が送迎に行くと必ず「何歳?」「恋人いるの?」という会話から始まり卑猥な発言を繰り返します。

入浴介助などのケア時にも同様で、職員も少し対応に疲れています。

しかし、私の勤める職場には20代〜30代ぐらいの若い女性職員が多く、Oさんの対応ができる男性職員がいません

対応者の中での対応

主任、相談員を含め職員全体での会議で話し合いを行いました。

本人が寝たきりであるため、発言以外の問題がないこと、身体に触れてくるなどの行為がないことから、ご家族への報告も無効にしかならないという結果になりました。

基本的には聞き流す程度に対応し、ストレスを溜めないようにと対策を言い渡されました。

発言のみということで対応も難しいのですが、毎回言われる身となればかなり辛い部分があります。

高齢者であり本人の要介護状態も高いことから実害がないように思われますが、職員がストレスを感じてケアを行っている状況は極めて危険です。

もっと今後の対策について具体的な案が出れば良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

寂しいという思いであったり、本人の精神的状況にももっと配慮した対応ができなければセクハラ発言の具体的な解決には至りません

言われる側にとっても苦痛なことですが、本人も何かしら苦痛に感じることがあるからこそ繰り返されるのだと思います。

本人の話に耳を傾けるという点において、上辺だけの発言だけではなく心からの訴えを聞けるよう、コミュニケーションの図り方にも工夫が必要だと感じました。

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