介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

利用者がサマリーの内容と違い重度の認知症だった事例

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

利用者がサマリーの内容と違い重度の認知症だった。

サマリーとは全く違う感じの人だったので、初めは職員一同とても戸惑いました。しかしうまくいった時の事例等、みんなの意見を聞けて自分自身大変勉強になりました。認知症の方に寄り添う介護を徹底して行いました。

認知症の方、それぞれに今まで生活してきた背景があります。その人がどんな仕事をしていたか、どんな事が好きだったか、趣味だったり性格だったりを知ることにより対応の仕方も違ったりします。例えば、S様は私が提供を終え帰る時に「いい子ね、寂しくないようにね。送って行こうか。」と話してくれた事がありました。もしかしたらこの方はお世話する事が好きだったのかなあと、何となく思いながら帰った日がありました。そこでトイレ誘導の際「S様、私お手洗いに行きたいのですが、ついて来てくださいますか?何だか怖くて…」と話すと、しょうがないなというお顔でついてきてくださり「S様お先にどうぞ」と言うとすんなり済まされた事がありました。これは偶然であって二度とは通じないかもしれませんが、利用者様行動や話すことに何かヒントがあるかもしれません。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

S様は重度の認知症だと思われますが、サービスを行う前にサマリーを確認した所その様な様子は書かれておらず、ご家族も、母はなんでも出来るとお話しされていました。けれどいざ提供に入ると歯磨きすら出来ない状態でした。例えば、人差し指で歯磨きしたり、声掛けにも拒否が強くトイレへの誘導も一苦労で、トイレへ行くまでも大変な状態でした。提供時間内には到底終えないほどでした。しかしご家族は、そんな事ない、母は自分で何でも出来るんだと私たちの報告は通じずでした。そこで職員で認知症についての研修を多く開催したり、声掛けが間違っていなかったか、どんな声掛けで成功した事例等、みんなで意見交換し何とかサービスを行ってきましたが、ケアマネがご家族を説得しグループホームへ入所することになりました。ご家族は施設に入れるのをとても嫌がっていましたが、グループホームに入られたS様の笑顔を見て今ではとても満足されているようです。

対応者の中での対応

サマリーとは全く違う感じの人だったので、初めは職員一同とても戸惑いました。しかしうまくいった時の事例等、みんなの意見を聞けて自分自身大変勉強になりました。認知症の方に寄り添う介護を徹底して行いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

認知症の方、それぞれに今まで生活してきた背景があります。その人がどんな仕事をしていたか、どんな事が好きだったか、趣味だったり性格だったりを知ることにより対応の仕方も違ったりします。例えば、S様は私が提供を終え帰る時に「いい子ね、寂しくないようにね。送って行こうか。」と話してくれた事がありました。もしかしたらこの方はお世話する事が好きだったのかなあと、何となく思いながら帰った日がありました。そこでトイレ誘導の際「S様、私お手洗いに行きたいのですが、ついて来てくださいますか?何だか怖くて…」と話すと、しょうがないなというお顔でついてきてくださり「S様お先にどうぞ」と言うとすんなり済まされた事がありました。これは偶然であって二度とは通じないかもしれませんが、利用者様行動や話すことに何かヒントがあるかもしれません。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ