介護施設の事例

施設名: 特別養護老人ホーム

利用者家族が何度も職員に謝罪を要求する事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

利用者家族が何度も職員に謝罪を要求する。

転倒後、痛みの訴えがあったため看護師に報告し当日中に病院受診。恥骨骨折の診断が出たため温存療法となった。以降はご本人はそれまでと変わらない対応だった。ご子息とトラブルになってからは事務方が対応しており、現場の一職員だった私は関わらなかったため不明である。 リーダーが手を出そうとした点は悪かったと思う。また早い段階で施設として弁護士を挟んだ対応が必要だったのではないかと思う。 職員が1人の時に入浴の準備をするためその場を離れた事は問題だったかもしれない。ただしADLは完全独歩の方であり、目を離したからといって転倒のリスクはその時点ではそれほど高くない方だった。実際他の職員も同じような対応をしており特に問題ある対応だったとは思っていない。

転倒は完全に防ぐ事ができない事故であるとの認識をご家族に持っていただくようこまめに案内をしていく。また、事故が起きた際には状況を細かく説明し納得していただくよう説明は尽くすべきである。 その上でトラブルになってしまった場合には現場の職員や介護職だけで解決しようとせず、早い段階で弁護士など法律の専門家に介入してもらう方が結果として大きなトラブルにはならないのではないだろうか。

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トラブルが起きた背景

12月下旬に1人で早番だった時に入浴後の衣類を選ぶためにホールを離れた3分ほどの間に、利用者様が転倒し恥骨骨折された。
それ自体は言ってしまえばよくある見守り不足の転倒事故だったが、ご子息(入所して半年一度も面会には来ていなかった)が転倒したことに対し納得されず、高額の慰謝料と繰り返しの謝罪を要求してきた。
トラブルになって数日後、大晦日の夜勤に表記のトラブルとなった。21時からの夜勤入りだったのだが、午前中に車で30分以上離れたご子息の家に呼び出され謝罪を要求されたのだ。
既に数回謝罪をした後でもあったため、同席したリーダーがご子息にブチ切れ手を出そうとしたためそのまま家を辞し、疲労困憊で夜勤に入った。夜勤が明け3日に出勤するとご本人は既に別の施設に移られていた。

対応者の中での対応

転倒後、痛みの訴えがあったため看護師に報告し当日中に病院受診。恥骨骨折の診断が出たため温存療法となった。以降はご本人はそれまでと変わらない対応だった。ご子息とトラブルになってからは事務方が対応しており、現場の一職員だった私は関わらなかったため不明である。
リーダーが手を出そうとした点は悪かったと思う。また早い段階で施設として弁護士を挟んだ対応が必要だったのではないかと思う。
職員が1人の時に入浴の準備をするためその場を離れた事は問題だったかもしれない。ただしADLは完全独歩の方であり、目を離したからといって転倒のリスクはその時点ではそれほど高くない方だった。実際他の職員も同じような対応をしており特に問題ある対応だったとは思っていない。

今後同じ事例が起きた時の対処法

転倒は完全に防ぐ事ができない事故であるとの認識をご家族に持っていただくようこまめに案内をしていく。また、事故が起きた際には状況を細かく説明し納得していただくよう説明は尽くすべきである。
その上でトラブルになってしまった場合には現場の職員や介護職だけで解決しようとせず、早い段階で弁護士など法律の専門家に介入してもらう方が結果として大きなトラブルにはならないのではないだろうか。

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