介護施設の事例
施設名: サービス付き高齢者向け住宅
塩分制限がある利用者が夜中にカップ麺を食べると訴えた事例
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
塩分制限がある利用者が夜中にカップ麺を食べると訴えた。
傾聴し、その場を収めた。その後、ご本人の了解を得た上で居室にある食料品を施設で預かることにした。
食品の自己管理が難しい場合は、食べる分だけを渡す。ご家族へ入居者の疾患について理解を促す。
トラブルが起きた背景
サービス付き高齢者向け住宅にて夜勤をしている時のことでした。
もう日付が変わってしばらくした頃にNさんより「トイレに行きたい」とのコールが。
訪室しトイレ誘導が終わるところまではいつも通りでしたが、臥床することなく「カップ麺を食べる」とおっしゃったのです。
居室にはご家族から送られてきた食料品があり、その中にカップ麺もいくつかあります。
おそらくそれを目にして食べたくなったのでしょう。
しかし塩分制限がある方ですし、明るくなってからにしましょうと促しますがなかなか聞き入れてくれません。
自力でお湯を入れられる方ではなかったのである程度お話しし、退室しました。
翌日リーダーに報告し、Nさんの了解を得た上で居室にある食料品を施設側で預かることとしました。
対応者の中での対応
「カップ麺を食べたい」という気持ちを否定せずに対応しようとした点が良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
サービス付き高齢者向け住宅に入居されている方宛にご家族から食料品が届くことはよくあります。
基本的に自己管理していただいておりますが、あればあるだけ召し上がってしまう方も中にはいらっしゃいます。
そうした方は施設にて預からせていただき、日中に適量をお渡しする対応を取っています。
Nさんはある程度自己管理ができる方でしたが、時間間隔に若干の不安があるのでこうしたトラブルが発生したのだと思います。
そして塩分制限がある方ですので、そもそもカップ麺を摂ることにも問題があります。
ご家族もご存知のはずですが、Nさんの好物であるため送ってくるのだと思います。
Nさんご本人への対応だけではなく、ご家族へのNさんの疾患についてご理解を求めることも必要と考えます。
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