介護施設の事例
施設名: その他
多動の激しい利用者が興奮し走り出す事例
対応者
対応者 その他
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
多動の激しい利用者が興奮し走り出す。
まず休憩場所を変えるという対応が良かったと思います。利用者が怪我をすることは最も避けたいことなので、人気のない場所を休憩場所として提供できたことが良かったです。また実際に支援者と行動を共にすることで、視覚的にもアプローチできて良かったと思いました。
多動が激しい利用者は、まず怪我のリスクを第一に考えることが大切です。軽い怪我では済まず大怪我に繋がるケースも多々ありますし、衝動的になって道路に飛び出してしまったということもよくある話です。事務所内という限られたスペースの中に様々な特性を持った利用者が集まるので、その中でいかに怪我のない支援をするのかということを重点に置くといいでしょう。スペースがない場合はパーテーションを取り入れるだけで空間ができますし、環境を整えるということは非常に大切です。また知的に低く声掛けがすんなり通らない利用者には、視覚的な支援を取り入れることで伝わりやすくなります。
トラブルが起きた背景
Aさんは幼少期から多動で激しい動きが見られる方で、なかでも休憩時間中にトラブルが起きることが多いです。Aさんは休憩時間にスマホで音楽を聴きますが、テンションが上がると部屋中を走り回ったり、事務所を飛び出して行ってしまうこともあります。他の利用者とぶつかり、怪我に繋がることもありました。そこで支援員のMさんは、まずAさんの休憩場所を人気のない廊下に移動させました。そしてスマホで音楽を聴く前に「座って聴く」ことを約束しました。声掛けがスムーズに通らないので、休憩のチャイムと同時に支援者と一緒に廊下へ移動し、「座って聴きます」と支援者が言葉に出して座り、そこからスマホで音楽を聴くという流れをAさんに見てもらいました。その流れを約1か月続けると、Aさんは休憩中に落ち着いて過ごすことができるようになりました。
対応者の中での対応
まず休憩場所を変えるという対応が良かったと思います。利用者が怪我をすることは最も避けたいことなので、人気のない場所を休憩場所として提供できたことが良かったです。また実際に支援者と行動を共にすることで、視覚的にもアプローチできて良かったと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
多動が激しい利用者は、まず怪我のリスクを第一に考えることが大切です。軽い怪我では済まず大怪我に繋がるケースも多々ありますし、衝動的になって道路に飛び出してしまったということもよくある話です。事務所内という限られたスペースの中に様々な特性を持った利用者が集まるので、その中でいかに怪我のない支援をするのかということを重点に置くといいでしょう。スペースがない場合はパーテーションを取り入れるだけで空間ができますし、環境を整えるということは非常に大切です。また知的に低く声掛けがすんなり通らない利用者には、視覚的な支援を取り入れることで伝わりやすくなります。
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