介護施設の事例
施設名: 介護老人保健施設
脳血管疾患の方がスタッフにセクハラ行為をした事例
対応者
対応者 看護師
対応者 女性
お相手
寝たきり度 A1
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
脳血管疾患の方がスタッフにセクハラ行為をした。
冷静にセクハラであることを伝えた。報告し、上司から女性スタッフは注意するように周知された。
利用者とスタッフの距離感を保つことが重要。
トラブルが起きた背景
Mさんは脳血管疾患があり、通常歩行器を使用し施設内を移動されています。
元中学校の音楽の教師ということで、他利用者さんに声を掛けて施設内のピアノを弾いたり歌を歌ったりして日々生活をされていました。
女性スタッフに対して苗字ではなく名前でちゃん付けをしたりあだ名で呼んだりということがありましたが、気さくな話しやすい方なのでその事に対し不快に思うスタッフもおらず毎日楽しそうに会話をされていた様に思います。
Mさんの部屋は4人部屋でいつもベッドのカーテンを閉めておられました。
ある日、検温の為Mさんの部屋を訪室した際、検温中いきなり私の腕を掴み私の手をMさんの陰部に押し当てられました。
対応者の中での対応
いくらスタッフとはいえ、「そのようなことはセクハラにあたりますよ」と伝え、検温を素早く終えてからMさんの部屋から退室しました。
その後上司に報告し、上司からは他女性スタッフにもMさんの行動について注意をして業務を行うよう指示がありました。
Mさんの行動に対しとても驚いたのですが、叫ぶことなく冷静にセクハラであるということをお伝えすることができたので良かったと思います。
しかしこの様なことがあった後日から、Mさんの態度が私の機嫌を取る様な態度になったため常に逃げる様な対応をしてしまいました。
反省すべき点だと思います。
認知症が軽度であっても性的なものとして症状が現れる場合があるということは考慮して業務を行わなければならないと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは、普段から下の名前で呼ばれる事に対し違和感なく過ごしていましたが、やはりスタッフと利用者であるという事で距離感を保つことが必要なのだと思います。
また、検温時はカーテンを開けておくことも必要だと思います。
事前にトラブルを防ぐということを前提に、トラブルが起こった場合は冷静に話をしなければなりません。
トラブル後も、きちんと距離感をとっていればわざと避けるという行動にはならないと思います。
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