介護施設の事例
施設名: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症の方が帰宅願望が強い事例
対応者
対応者 介護福祉士
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J2
認知症の状況 Ⅲa
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方が帰宅願望が強い。
すぐに男性職員が来て「あらOさん、どちらに行かれますか?」と声を掛けました。「家に帰ってるんだけどこの女が私についてきて私の邪魔をするんや!」と言いました。男性職員は「そうでしたか。それは困りましたね。Oさんの自宅は遠いですし疲れるでしょうから私が車でお送りしますが、いかがしますか?」と尋ねると「そうだね。そうしてもらおうか」と少し落ち着かれ施設に戻ることが出来ました。 玄関を開けるときの対応後、自分以外の職員に変われば良かったのではないかと思いました。また、他の話法で外に出ることなく済む対処法があったのではないかと思いました。
Oさんが落ち着かなくなる時間に何かに集中できる(Oさんが得意とする塗り絵や昔話を持ち掛け会話を促す)時間を作る。 Oさんは女性なので、女性の介護職員だけでなく男性の介護職員とのコミュニケーションを取り入れるのも良いかもしれません。
トラブルが起きた背景
Oさんは帰宅願望が強く、昼の13時から15時頃になると「さ、帰らないと」と自身のバッグを持ち玄関を探し始め落ち着きが無くなります。
施設では安全対策で中から鍵を掛けている為、入居者の方は開けることができません。14時頃Oさんは玄関を見つけ扉を開けようとしながら「扉が開きません。誰か助けて。家に帰らないといけない。」と私に訴えてきましたが「今、扉が壊れていて扉が開かず私も困っているんです。」とごまかしましたが、「嘘をついて!私を帰らせないつもりやな!」と興奮状態となり持っていたバッグを私に振りかざし始めました。私は他職員に状況を伝えOさんと一緒に外に出て携帯電話を持参し一緒についていくことにしました。Oさんと一緒に外に出ましたが「なんでついてくるんか!」と腕に噛みつきバッグを振り回し再び興奮状態。急いで携帯電話でヘルプを依頼しました。
対応者の中での対応
すぐに男性職員が来て「あらOさん、どちらに行かれますか?」と声を掛けました。「家に帰ってるんだけどこの女が私についてきて私の邪魔をするんや!」と言いました。男性職員は「そうでしたか。それは困りましたね。Oさんの自宅は遠いですし疲れるでしょうから私が車でお送りしますが、いかがしますか?」と尋ねると「そうだね。そうしてもらおうか」と少し落ち着かれ施設に戻ることが出来ました。
玄関を開けるときの対応後、自分以外の職員に変われば良かったのではないかと思いました。また、他の話法で外に出ることなく済む対処法があったのではないかと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Oさんが落ち着かなくなる時間に何かに集中できる(Oさんが得意とする塗り絵や昔話を持ち掛け会話を促す)時間を作る。
Oさんは女性なので、女性の介護職員だけでなく男性の介護職員とのコミュニケーションを取り入れるのも良いかもしれません。
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