介護施設の事例
施設名: 通所リハビリテーション(デイケア)
雨天時に運転手が傘もささず介助もせず利用者を見ていた事例
対応者
対応者 支援相談員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
雨天時に運転手が傘もささず介助もせず利用者を見ていた。
相談員から本人様へ指導不足を謝罪すると共に下記の対策を伝える。
・入職後1か月はリハビリ職が横乗り指導し、運転手の介護技術向上に努める。
・横乗り指導後、適正判断試験を実施し、問題があれば指導期間を2週間単位で延長する。
・基本マニュアルを更新(わかりにくい、硬い内容を現場向けに更新) 利用者は現在も利用中で、3か月後には運転手・リハ職が良くなったとお褒めの言葉もいただきました。 言い訳になりますが、利用者が急増する中スタッフ数も増加していた時期だったので、情報共有・指導が追い付いていない典型的な例かと思います。こういった声が届く前に察知して対策を打つのが自身の役割でしたが、後手に回ってしまい反省として現在も運転手の管理には配慮しています。また、自分だけでは他職種への指導が行き届かない点に関して、リハビリ職を技術面の指導役にすることでリハビリ職の指導スキルも同時に向上させることができ、現在の生活期に適した配置と考えています。
・運転手が利用者の異変に気付いたら、必ず相談員へ報告する様に指導する。
・現場で利用者の異変に気付いた際は先に謝罪しておく。
・送迎車両全てに、送迎時の対応に注意が必要な利用者に関する情報をまとめたリストを準備しておく。
トラブルが起きた背景
認知機能は正常で、2年ほど通所リハビリを利用されている利用者です。整形疾患の関係で、段差昇降時には緩衝台の設置と着座の際に勢いよく座らないように介助し、シートベルトの着用まで運転手が実施する対応でした。
入職して2か月程経過し、一通りの仕事が可能になってきた運転手が送迎に向かった際、雨が降っていたのに傘を使用せずに急いで大型車(ハイエース級)へ乗せこもうとした。また段差昇降介助を実施せず、利用者は台を出してくれるのを待つ間、雨に濡れ、利用者から運転手に声をかけるまで台も傘も出さずに見ているだけだった。その後利用者様の声かけにてスタッフが指示通り動き、来所していただく。
来所後、全体的に指導が行き届いていないのではないか、と相談員へご意見をいただく。
対応者の中での対応
相談員から本人様へ指導不足を謝罪すると共に下記の対策を伝える。
・入職後1か月はリハビリ職が横乗り指導し、運転手の介護技術向上に努める。
・横乗り指導後、適正判断試験を実施し、問題があれば指導期間を2週間単位で延長する。
・基本マニュアルを更新(わかりにくい、硬い内容を現場向けに更新)
利用者は現在も利用中で、3か月後には運転手・リハ職が良くなったとお褒めの言葉もいただきました。
言い訳になりますが、利用者が急増する中スタッフ数も増加していた時期だったので、情報共有・指導が追い付いていない典型的な例かと思います。こういった声が届く前に察知して対策を打つのが自身の役割でしたが、後手に回ってしまい反省として現在も運転手の管理には配慮しています。また、自分だけでは他職種への指導が行き届かない点に関して、リハビリ職を技術面の指導役にすることでリハビリ職の指導スキルも同時に向上させることができ、現在の生活期に適した配置と考えています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
・運転手が利用者の異変に気付いたら、必ず相談員へ報告する様に指導する。
・現場で利用者の異変に気付いた際は先に謝罪しておく。
・送迎車両全てに、送迎時の対応に注意が必要な利用者に関する情報をまとめたリストを準備しておく。
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