介護施設の事例

施設名: 介護療養型医療施設

高次脳機能障害の方が機能改善に不満を持ち苛立った事例

対応者

対応者

対応者 理学療法士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況 Ⅱb

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

高次脳機能障害の方が機能改善に不満を持ち苛立った。

自分が関わることで怒ってしまったので、その場に役職者が来てくれてバトンタッチして任せることに。お相手の話をゆっくり場所を変えて聞くことで落ち着いたようです。後から話を聞く限りこちらには非がなく、高次脳機能障害による易怒性による反応だったみたいと話を聞きました。その場だけのトラブルとのことで良かったのですが、その後はその方と関わらないように担当替えの対応となりました。 悪かった点として、新規で通われることになって期間が短かったこと、予後(病気の改善具合)の説明がどれくらいされていたのかを聞かされていなかった(身体状況の相手方の理解度が不明なまま関わってしまっていた)ことが考えられました。 ある意味良かった点としては、自分だけで対応せず、人を変えて対応したことでお相手も気持ちが落ち着いたこともあったかと思います。今後同じようなトラブルが多いと聞いていた相手に対しては他の人を交えてお話しする環境にしていこうと思いました。

いい意味で核心には触れず「医師に確認してみて欲しい」ような話を触れれば良かったのかと。自分としてはきちんとリハビリとして関わる上で不安や問題点を共有しておきたかったのですが、それが裏目に出た感じになってしまったのが悔やまれます。人や疾患を見て傾聴するのが大事だったと勉強になりました。

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トラブルが起きた背景

右片麻痺がある方なのですが、デイケア利用時元々の性格もあり他者トラブルが多い方でした。自分がリハビリに関わっていて改善できる部分には限度がある(本人は歩けるようになりたいとの希望ありましたが機能的に不可能で、安全を確保するために安全策を提案していました)と説明しながら関わっていたのですが、説明に納得されず大声で怒り出してしまいました。(内容的にはどうして治らないんだ!みたいに自分の身体状況を無視した話になっていました)分かりやすく説明していたのですが相手は納得できない様子で、まくし立ててきて話にならずリハビリを中止することに。他の利用者(認知症ありの人たち)も驚いていて辺りは騒然としました。

対応者の中での対応

自分が関わることで怒ってしまったので、その場に役職者が来てくれてバトンタッチして任せることに。お相手の話をゆっくり場所を変えて聞くことで落ち着いたようです。後から話を聞く限りこちらには非がなく、高次脳機能障害による易怒性による反応だったみたいと話を聞きました。その場だけのトラブルとのことで良かったのですが、その後はその方と関わらないように担当替えの対応となりました。
悪かった点として、新規で通われることになって期間が短かったこと、予後(病気の改善具合)の説明がどれくらいされていたのかを聞かされていなかった(身体状況の相手方の理解度が不明なまま関わってしまっていた)ことが考えられました。
ある意味良かった点としては、自分だけで対応せず、人を変えて対応したことでお相手も気持ちが落ち着いたこともあったかと思います。今後同じようなトラブルが多いと聞いていた相手に対しては他の人を交えてお話しする環境にしていこうと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

いい意味で核心には触れず「医師に確認してみて欲しい」ような話を触れれば良かったのかと。自分としてはきちんとリハビリとして関わる上で不安や問題点を共有しておきたかったのですが、それが裏目に出た感じになってしまったのが悔やまれます。人や疾患を見て傾聴するのが大事だったと勉強になりました。

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