介護施設の事例
施設名: その他
スタッフが運転中でも利用者が言葉の復唱を要求してくる事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
スタッフが運転中でも利用者が言葉の復唱を要求してくる。
完全に「喋らない」という時間を作るのではなくて、「喋れる時間」と「喋れない時間」でメリハリをつけたところが良かったと思いました。
自閉症の利用者で、言葉にこだわりがあり言葉遊びをする方は多いと思います。分かっていることを聞いたりするのも利用者のコミュニケーションの1つですので、それに応えないということは良い方法ではありません。ですがどこかで一線を引くというのも大切ですよね。今回はタイマーを用いた対策でしたが、これの1番いいところはメリハリが明確につけられるというところです。言葉ではあいまいになりがちなメリハリが、タイマーによって明確になります。利用者を混乱させず明確に伝えられることが大切です。
トラブルが起きた背景
Aさんは強度行動障害の状態にある自閉症、知的障害の利用者です。言葉や物にこだわりがあり、自分の言った言葉を相手に復唱するように要求し、それに応えないと他害に繋がります。外出支援中も車内で言葉を要求することが毎日あり、支援者が運転に集中できません。このままでは事故に繋がりかねないと思い、タイマーを用いた対策を取り入れ、「喋れる時間」と「喋れない時間」を作ることにしました。10分間の言葉遊びを取り入れ、タイマーが鳴ったら休憩し、再度鳴ったら言葉遊びを始めるという流れを作りました。その結果、最初は上手くいきませんでしたが、粘り強く続けることでタイマーに合わせた言葉遊びをすることが定着し、不安なく外出支援をすることが可能になりました。
対応者の中での対応
完全に「喋らない」という時間を作るのではなくて、「喋れる時間」と「喋れない時間」でメリハリをつけたところが良かったと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
自閉症の利用者で、言葉にこだわりがあり言葉遊びをする方は多いと思います。分かっていることを聞いたりするのも利用者のコミュニケーションの1つですので、それに応えないということは良い方法ではありません。ですがどこかで一線を引くというのも大切ですよね。今回はタイマーを用いた対策でしたが、これの1番いいところはメリハリが明確につけられるというところです。言葉ではあいまいになりがちなメリハリがタイマーによって明確になります。利用者を混乱させず明確に伝えられることが大切です。
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