介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

ヘルパーが利用者の腕をベッド柵にぶつけ内出血させた事例

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 A2

認知症の状況 Ⅲa

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

ヘルパーが利用者の腕をベッド柵にぶつけ内出血させた

利用者の腕を確認し、事務所に報告。家族に謝罪した

感情のコントロールを意識する。内出血の状況確認、記録を行う

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トラブルが起きた背景

Mさんはサービス付き高齢者住宅にて一人暮らしをされており、昼夜問わずヘルパーが定期巡回訪問介護として訪問を行っています。

ある日、別利用者の入浴介助を含む訪問が長引いてしまい、Mさんのおむつ交換での訪問が遅れてしまいました。

食事の時間も迫っており、Mさんが便失禁をしていたことに焦りを感じた私。

焦って片付けてしまい、Mさんの腕がベッド柵に当たってしまいました。

すぐに確認しましたが、その時は異常は見られませんでした

おむつ交換介助中にベッド柵にぶつけてしまい、内出血ができる可能性があることを事務所に報告。

翌日、腕全体に大量の濃い内出血ができていたと報告がありました。

私は休みだったため2日後に本人の腕を確認したのですが、ほとんど内出血は消失していました。

対応者の中での対応

事故報告書記入後、家族を交えての話し合いで謝罪しました。

家族は「よくあることだから気にしないで」と優しい言葉をかけてくださり、その場で話し合いは終わりました。

ベッド柵にぶつけてしまってから翌日に内出血。

2日後にはほとんど消えていたので、そんなに濃く大量ではなかったのかもしれませんが、報告した別ヘルパーは「もの凄い内出血だった。虐待と思ったぐらい」と言っており、事故当事者である私が内出血についてきちんと把握できなかったことは残念に思います。

まず、焦って片付けようとした点が悪かったと思います。

時間がないことで焦って介助し、利用者に怪我をさせてしまうことは今後無いようにしたいです。

内出血ができたとのことでしたが、報告だけではどのような内出血がどのぐらいできていたのか分かりません。

ヘルパーが連絡用に携帯している携帯にカメラ機能があるので、見つけた時点で撮影しておいた方が良かったのではないかという声も上がっています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

焦り、不安を感じた時の自身の感情コントロールについて見つめ直したいと思いました。

あと、内出血や剥離等を発見した際に記録をきちんととることも必要です。

内出血が生じてから消失までの利用者観察と、記録が大事になることを学んだので、もっと業務をきちんと行うようにしたいです。

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