介護施設の事例

施設名: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

介護施設から入居者が脱走した事例

対応者

対応者

対応者 その他

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

介護施設から少し目を離した隙に入居者が出ていってしまった。

職員総出で捜索し、21時に発見された。

指示が外部にもきちんと伝わるよう指揮系統を作ることが大切。

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トラブルが起きた背景

Tさんは認知症をお持ちの方で、稀に「自宅には孫もいるし、息子夫婦もいるから早く帰りたい」と夜でも叫ぶ男性の方でした。

私はITサポートとして運営会社から来ており、その日に脱走したということもあり、施設内のネットワーク設備を点検することよりも脱走された入居者様を探す事に、全てをかけることになりました。

入居者様と女性スタッフとお外でおやつを食べる時間があり、少し目を離した隙に外に出ていったようです。

私どもITサポートが来たことで、ゲートが閉まってなかったことも要因の一つでした。

対応者の中での対応

施設長に連絡が入り、本社の空いているスタッフ、そして警察にも連絡を入れて施設スタッフと運営会社の社員合わせて30名と、警察官の方々と連携して探しました

稀にいく公園なども探したり、公園の中にある池などに落ちてないかも調べました。

歩いてお金もなく脱走したこともあり、歩いた時間と距離を考えて本社の社員は自動車を使って探すなど大変でした。

この際は社長も出てきて一緒に夜まで探しておりました。

僕が対応したのは本社の社員の連携を会社の携帯電話で随時取り合い、スマホのslackというアプリで管理して皆が見れるように開示し、「この時間帯にこの場所はいなかった。ただし危険性がある公園などは再度探すように」と命令系統を築けたことが良かったと思います。

悪かった点は、ITサポートとして入った際に、ベンダーと呼ばれる外部業者も呼んだのですが、ゲートを閉めるようベンダーのスタッフには言っておいたのにそれがされていませんでした

この点は非常に悪かった点であり、この事象が起きた落ち度であるのは間違いないです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今後はゲートを閉めるようにベンダーの管理者にも指揮系統を作り、施設長や現場のマネージャーも確認した上でITサポートのスタッフだけでなく別のベンダーにもゲートの点検をしておけば、もっと早く見つかることになると思います。

結局、今回は夜の21時頃には入居者様は見つかりましたが、slackを使うということも既に全施設でもローンチしておりかなり早く見つけることができると思いますし、今後はゲートから外に入居者様が出ることもないと思います。

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