介護施設の事例

施設名: 福祉用具貸与

住宅改修前日に利用者が亡くなり補助金が受けられない事例

対応者

対応者

対応者 福祉用具専門相談員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

住宅改修前日に利用者が亡くなり補助金が受けられなくなった。

ケアマネージャーさんを通して、手すりの部材に関しては請求はしない、ただ特注の踏み台のみ申し訳ないが請求させて欲しいと伝えて頂いた。工事の費用に関しては私の会社と利用者間のやり取りだったため、私も直接ご家族とお話をしたかったが激怒されているので間に入りたいとケアマネージャーさんに言われ対応をお任せした。ご家族も納得頂き後日ケアマネージャーさんと訪問し特注の踏み台の設置、お支払いを頂いた。 しかし、利用者側が値段の交渉をしなかったら使いもしないものの請求を全額していたでしょ?家族が亡くなって辛いのに血も涙もない悪徳業者だと罵声を浴びせられてしまった。 悪かった点は、まずケアマネージャーさんに話を通しておかなかった事です。お金に関しての事は利用者と会社とのやり取りだからと思い事後報告する予定でした。亡くなった当日に部材費用の請求がある事と後日連絡をすると家族と話した内容をケアマネージャーさんに報告しておくべきでした。正直、このSさんの担当をされていたケアマネージャーさんは弊社のケアマネージャーさんだった事もあり、同じ会社の人間だからと少し手間を省いてしまった気持ちもあったと思います。 亡くなったばかりでお金の話をしたくないこちら側の気持ち、契約書があったとしても全額請求するつもりはない気持ちを事前にケアマネージャーさんに伝えてあれば、ここまで大きなトラブルにはならなかったと思います。 良かった点は、契約書の内容をしっかり口頭で説明し理解して頂いた上できちんとサインを頂いていたところです。これがもし出来ていなかったら恐らく今回以上のトラブルになっていました。

何よりケアマネージャーさんとの連携が大切だと思います。必ず連絡、相談、報告。こちらの意思は当たり前ですが聞いてもらわないと伝わらない。間に入ってくださるケアマネージャーさんがこちらの意思を把握していてくれれば、スムーズに話が出来て理解して頂けると思います。それと、亡くなってすぐにお金の話をするのが非常識と思うのはあくまでも私の主観で、もしかしたらご家族はかかる費用は早く把握したかったのかもしれない。そこには個人差があるのだと思いましたので、今後は利用者家族にいつ頃連絡すると伝えていこうと思います。

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トラブルが起きた背景

Sさんは糖尿病によって足の指先が壊死、切断をされており自立した歩行を行うには自宅内に手すりを取り付けたり、玄関の上がり框に段差昇降がしやすい踏み台を取り付けたりと住宅改修工事が必要だった。
工事の箇所などの詳細、見積もりをSさんやご家族にも確認頂き、工事前に費用の補助が受けられる役所に提出する申請書にサインを頂いた。そして今後の着工までの流れや注意点の説明をし契約書にサインを頂いた。この契約書は弊社独自のもので介護保険制度とは関係のないもの。工事を行う際のトラブルを予防するためのものだった。
承諾を頂いた後、着工に向けて部材発注を行っていたが工事前日にSさんが突然亡くなった。突然の事だったのでご家族も動揺されており工事の費用はどうなるのかと確認されたが、さすがに亡くなられた当日にお金の話をするなんて非常識だと思い後日連絡をする、正直費用は発生してしまうとだけお伝えした。
発注してしまった部材費はSさんの為に発注したもの。そして何より着工までに万が一のことがあった場合は部材費用の支払いを利用者側が負担するという契約書にサインを頂いていた。(他の地域は分からないが工事前に発注した部材費用は役所から補助金はもらえない)
ただ使う予定がなくなってしまったものをお金だけ払って頂くのはこちらも心苦しいので、そこら辺は臨機応変に対応する予定だった。正直部材は他の利用者宅でも同じものを使用するので売れ残っても次に回せるので手すり関係の部材費は請求しないつもりでいた。ただSさん宅はSさん宅の玄関先に合う踏み台を特注で作ってしまっていたので、それはどうにも他に回す事は出来ないため当初の契約通り、部材費用を請求せざるをえなかった。
亡くなった3日後、土日を挟んでいたのもありSさん家族に連絡をする前にSさんを担当していたケアマネージャーさんから連絡が入った。私から部材費用は請求するとだけ聞いて一向に連絡が来ない。多額の請求をされるから安くしてほしいのに話をさせてもらえない。とクレームが入ったと連絡をもらった。

対応者の中での対応

ケアマネージャーさんを通して、手すりの部材に関しては請求はしない、ただ特注の踏み台のみ申し訳ないが請求させて欲しいと伝えて頂いた。工事の費用に関しては私の会社と利用者間のやり取りだったため、私も直接ご家族とお話をしたかったが激怒されているので間に入りたいとケアマネージャーさんに言われ対応をお任せした。ご家族も納得頂き後日ケアマネージャーさんと訪問し特注の踏み台の設置、お支払いを頂いた。
しかし、利用者側が値段の交渉をしなかったら使いもしないものの請求を全額していたでしょ?家族が亡くなって辛いのに血も涙もない悪徳業者だと罵声を浴びせられてしまった。
悪かった点は、まずケアマネージャーさんに話を通しておかなかった事です。お金に関しての事は利用者と会社とのやり取りだからと思い事後報告する予定でした。亡くなった当日に部材費用の請求がある事と後日連絡をすると家族と話した内容をケアマネージャーさんに報告しておくべきでした。正直、このSさんの担当をされていたケアマネージャーさんは弊社のケアマネージャーさんだった事もあり、同じ会社の人間だからと少し手間を省いてしまった気持ちもあったと思います。
亡くなったばかりでお金の話をしたくないこちら側の気持ち、契約書があったとしても全額請求するつもりはない気持ちを事前にケアマネージャーさんに伝えてあれば、ここまで大きなトラブルにはならなかったと思います。
良かった点は、契約書の内容をしっかり口頭で説明し理解して頂いた上できちんとサインを頂いていたところです。これがもし出来ていなかったら恐らく今回以上のトラブルになっていました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

何よりケアマネージャーさんとの連携が大切だと思います。必ず連絡、相談、報告。こちらの意思は当たり前ですが聞いてもらわないと伝わらない。間に入ってくださるケアマネージャーさんがこちらの意思を把握していてくれれば、スムーズに話が出来て理解して頂けると思います。それと、亡くなってすぐにお金の話をするのが非常識と思うのはあくまでも私の主観で、もしかしたらご家族はかかる費用は早く把握したかったのかもしれない。そこには個人差があるのだと思いましたので、今後は利用者家族にいつ頃連絡すると伝えていこうと思います。

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