介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

利用者ができることを全くやらない事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者ができることを全くやらないトラブル。

ご家族にもケアマネージャーにも相談しましたが、もともとKさんは完全に亭主関白なお父さんで誰にも口は出させないタイプです。 「一人でできますよね?」と突き放すと怒って怒鳴り出すため他の利用者さんとも馴染めない状態で、その意味でも専属スタッフがいるとご機嫌に過ごしてくれます。 そこを狙っているのではと苦い気分になりましたが、とりあえず一人ついていればその日は平和に終われるので、スタッフは交代で「Kさん係」を選出して続けています。 重病でもない人にスタッフがつきっきりになってしまうと、フロア全体が回りにくくなってしまいます。 Kさんにも何度も説明しましたが「俺は客だぞ!客を放っておくのか!」と言われると、それ以上の口論はできなくなるのが現状です。 とりあえず「Kさん、ちょっと待っててね」と言ってスタッフが離れる間隔を増やしていく。 そんな牛歩戦術を少しずつ進めています。

デイの利用者さんの過ごし方は本当に様々で、他の人と話したくて来る人もいれば、家族に言われたから仕方なく来ているという人も少なからずいます。 少しでも満足して続けてくれるのが理想なのですが、需要が供給に追いつけない場合も多々あります。 結局は人間同士なので、話し合いや譲り合い、時には化かし合いも交えて信頼を築いていくしかありません。

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トラブルが起きた背景

Kさんは何年も前からデイサービスに通所され、最初は自立、徐々に杖歩行という感じで足腰が弱くなっていきました。
ある時ご自宅で転倒され救急搬送、幸い何事もなく退院できたのですが、直前に医師から「年齢のこともあるし、歩きづらくなったら無理しないでね」と言われたことをきっかけに、自分ではほとんど動かなくなってしまいました。
一人で行けていたトイレも「誰かついてきてくれ」入浴も「脱げない。全部やってくれ」と要求してくるため、完全にスタッフが一人取られてしまう状態。
ご家族に聞くと「家では普通にトイレに一人で行ってますけど」と不思議そうな返答。
甘えというより不安なのかなと思いながらも、Kさんが来る日は誰か一人が専属スタッフのように使われてしまうので、仕事に少しずつ支障が出始めてしまいました。

対応者の中での対応

ご家族にもケアマネージャーにも相談しましたが、もともとKさんは完全に亭主関白なお父さんで誰にも口は出させないタイプです。
「一人でできますよね?」と突き放すと怒って怒鳴り出すため他の利用者さんとも馴染めない状態で、その意味でも専属スタッフがいるとご機嫌に過ごしてくれます。
そこを狙っているのではと苦い気分になりましたが、とりあえず一人ついていればその日は平和に終われるので、スタッフは交代で「Kさん係」を選出して続けています。
重病でもない人にスタッフがつきっきりになってしまうと、フロア全体が回りにくくなってしまいます。
Kさんにも何度も説明しましたが「俺は客だぞ!客を放っておくのか!」と言われると、それ以上の口論はできなくなるのが現状です。
とりあえず「Kさん、ちょっと待っててね」と言ってスタッフが離れる間隔を増やしていく。
そんな牛歩戦術を少しずつ進めています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

デイの利用者さんの過ごし方は本当に様々で、他の人と話したくて来る人もいれば、家族に言われたから仕方なく来ているという人も少なからずいます。
少しでも満足して続けてくれるのが理想なのですが、需要が供給に追いつけない場合も多々あります。
結局は人間同士なので、話し合いや譲り合い、時には化かし合いも交えて信頼を築いていくしかありません。

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