介護施設の事例

施設名: 小規模多機能型居宅介護

利用者が他利用者から暴言や嫌がらせを受けた事例

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

利用者が他利用者から暴言や嫌がらせを受けた。

登録し半年経過した頃から、施設の話をあまりしなくなりました。 娘さんから、お友達と今日は何を話したの?と聞くと入院されて会っていない。私も入院したいなどと涙をこぼしながら話されました。 嫌な人から意地悪をされる。Oさんから嫌な事を言われる。食事をしていてもその人の席の前になると「この田舎者、来るな」「この席に座るな」等、顔を見ると言われる。との話をされました。 娘さんから施設へ、母が泣くほど辛い目にあっていることを知っていますかと確認の連絡が入りました。 施設ではOさんは有名な感じで性格的にきつく軽度の認知症もあり、見る人見る人に意地悪な発言をされる。職員に対しては暴言、暴力もあると平然とM職員は回答した。 家族は謝罪どころかその状態を放置している施設に対し、不信感と怒りで地域の包括支援センターに相談をしました。 本来担当のケアマネージャーに相談してよりよく解決をしたかったのですが、小規模多機能の場合はケアマネージャーも同じ施設の人になるので外部機関に相談されました。 悪い点は、施設内で一方的な嫌がらせを受けている人がいることについて放置し、その事が問題であるという認識が管理者、職員にないことです。

いつも暴言を言うことが当たり前になり、他の利用者が心痛めることがあっても対応しないことは問題です。 介護サービス中に問題がある場合は関係者がより事例検討や担当者会議を開催し、どの様にケアをしていくかを考えなければいけません。認知症や性格的な事で暴言、暴力がひどい場合もその方のご家族に状況をご説明し、医師への相談を含めどの様にしていくかを考えなければいけません。本人も疾患から暴言や暴力に至る場合もあり、内服コントロールで本人も楽になる場合もあります。 どの利用者様も自立を目標に介護施設を利用されているので、施設利用で身体の低下に繋がる事は問題です。 利用者が楽しく過ごせお元気になられるサポートができるケアが重要です。今回の事例は包括支援センターからの助言もありOさんのご家族へも相談、受診も含み改善策を検討になりました。

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トラブルが起きた背景

Tさん 82歳 脳卒中 後遺症 車椅子状態
独居生活でしたが病気後1人暮らしも限界となり娘さんが引き取る事になりました。
娘様もお仕事をされており日々の介護は困難で、宿泊もできる小規模多機能への登録を希望し週の半分は宿泊の利用をされています。
Tさんは市外からの転入で親しい友人もなく、こちらの施設で友人もできたらいいなと前向きに考えていました。
娘さんには、あまり迷惑をかけたくないと考えていました。
施設に行かれ最初は施設であった事を帰宅後、嬉しそうに話されていました。お話しできる友人もできたこと。
車でお花見に行ったこと、踊りのボランティアさんが来てくれたことなど。
この数か月後家人からクレームがありました。

対応者の中での対応

登録し半年経過した頃から、施設の話をあまりしなくなりました。
娘さんから、お友達と今日は何を話したの?と聞くと入院されて会っていない。私も入院したいなどと涙をこぼしながら話されました。
嫌な人から意地悪をされる。Oさんから嫌な事を言われる。食事をしていてもその人の席の前になると「この田舎者、来るな」「この席に座るな」等顔を見ると言われる。との話をされました。
娘さんから施設へ、母が泣くほどつらい目にあっていることを知っていますかと確認の連絡が入りました。
施設ではOさんは有名な感じで性格的にきつく軽度の認知症もあり、見る人見る人に意地悪な発言をされる。職員に対しては暴言、暴力もあると平然とM職員は回答した。
家族は謝罪どころかその状態を放置している施設に対し、不信感と怒りで地域の包括支援センターに相談をしました。
本来担当のケアマネージャーに相談してよりよく解決をしたかったのですが、小規模多機能の場合はケアマネージャーも同じ施設の人になるので外部機関に相談されました。
悪い点は、施設内で一方的な嫌がらせを受けている人がいることについて放置し、その事が問題であるという認識が管理者、職員にないことです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

いつも暴言を言うことが当たり前になり、他の利用者が心痛めることがあっても対応しないことは問題です。
介護サービス中に問題がある場合は関係者がより事例検討や担当者会議を開催し、どの様にケアをしていくかを考えなければいけません。認知症や性格的な事で暴言、暴力がひどい場合もその方のご家族に状況をご説明し、医師への相談を含めどの様にしていくかを考えなければいけません。本人も疾患から暴言や暴力に至る場合もあり、内服コントロールで本人も楽になる場合もあります。
どの利用者様も自立を目標に介護施設を利用されているので、施設利用で身体の低下につながる事は問題です。
利用者が楽しく過ごせお元気になられるサポートができるケアが重要です。今回の事例は包括支援センターからの助言もありOさんのご家族へも相談、受診も含み改善策を検討になりました。

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