介護施設の事例

施設名: 軽費老人ホーム(ケアハウス)

認知症の方がスタッフが物を盗ると疑う事例

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱa

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

認知症の方がスタッフが物を盗ると疑う。

ご家族は死別していて一人でしたので相談員とお部屋や施設内の移動する浴室やトイレ、さまざまなところを探しました。 いつから失くなったことに気付いたのか聞くと、私が探し物をしてくれた時からと言うので必死で園の中を探しましたがそれでも見つからず、本当に不思議なことにいつも身につけている腕時計がどこに行ったのか失くなってしまい結局相談員と一緒に謝りました。もちろん私は腕時計など盗っていません。不安障害のある利用者さんだったので。 数日後、使っていないからと新しい時計を相談員が家から持ってこられその方にお渡ししていました。その腕時計を気に入られ利用者さんも喜んで身につけていました。 悪かった点として、探し物をする時は一人で対応するのではなく複数のスタッフと一緒にお部屋に入るようにすれば良かった。

もしまた今後このようなことが起こった時は他に対応できるスタッフがいないか、複数で入れる時に一緒に探し物をしていくという風にしています。そして普段と変わりはないかを注意深く観察した上でその年のお部屋の状況などを写真に収めるなども(許可を取った上で)工夫したいと思いました。

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トラブルが起きた背景

Yさんはその頃よく大切な物が失くなったと部屋中を探して転倒して頭を打ったり、探すのに夢中で食事の時間になっても食堂に来ないので呼びに行くというような事が続いていました。その日も昼食に来なかったので呼びに行くと部屋の中は物であふれていました。その時は大切なハンカチを探しているとの事でしたが、先にご飯を食べてから一緒に探しますねと食事を促しました。
昼食後、約束していたからとお部屋でYさんの言われる柄の記憶を頼りに丁寧に探すと似たような柄のハンカチが見つかり、二人で良かった!と喜び合いましたがつかの間、ナースコールが鳴りさっき来た職員さんが大事な時計を盗んで行ったと。いつも左腕に腕時計をしていたYさん、確かにその日はしていませんでした。いくら探しても見つからず他のスタッフにも手伝ってもらいそれでも見つかる事はありませんでした。時計を盗まれたと暫く興奮されていました。

対応者の中での対応

ご家族は死別していて一人でしたので相談員とお部屋や施設内の移動する浴室やトイレ、さまざまなところを探しました。
いつから失くなったことに気付いたのか聞くと、私が探し物をしてくれた時からと言うので必死で園の中を探しましたがそれでも見つからず、本当に不思議なことにいつも身につけている腕時計がどこに行ったのか失くなってしまい結局相談員と一緒に謝りました。もちろん私は腕時計など盗っていません。不安障害のある利用者さんだったので。
数日後、使っていないからと新しい時計を相談員が家から持ってこられその方にお渡ししていました。その腕時計を気に入られ利用者さんも喜んで身につけていました。
悪かった点として、探し物をする時は一人で対応するのではなく複数のスタッフと一緒にお部屋に入るようにすれば良かった。

今後同じ事例が起きた時の対処法

もしまた今後このようなことが起こった時は他に対応できるスタッフがいないか、複数で入れる時に一緒に探し物をしていくという風にしています。そして普段と変わりはないかを注意深く観察した上でその年のお部屋の状況などを写真に収めるなども(許可を取った上で)工夫したいと思いました。

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