介護施設の事例

施設名: サービス付き高齢者向け住宅

利用者が末期癌の最後の楽しみにと暴飲暴食を繰り返す事例

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

利用者が末期癌の最後の楽しみにと暴飲暴食を繰り返す。

Iさんの好きにしてほしいという気持ちはありますが、介護職員として食べ過ぎだということをしっかり伝えたことは良かったと思います。

残された楽しみは食べることのみなので好きなものを食べてほしい。そう思う気持ちと、介護職員としては明らかなカロリー摂り過ぎを見逃すわけにはいかない。 この相反する2つの気持ちがあります。 最初は適切な食事量になるよう促すべきではあります。 しかし入居者様自身が心に決めたことを覆すには至りません。 ならばご本人様が満足できる生き方をしていただき、体調変化にすぐ気付けるよう他の方よりも巡回頻度を上げるなどで対応すべきと考えます。

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トラブルが起きた背景

サービス付き高齢者向け住宅に入居されているIさんは末期癌と診断されており、医師からは余命1年と宣告されています。
普段はベッド上にて生活されており食事時のみ端座位になられます。
自力にて行えるのは食事程度で、離臥床や移乗・移動は介助を必要とします。
ご自身の余命が短いことを自覚されており、毎日のように出前を取り暴飲暴食している状況です。
自費購入している物なのですが、あまりのカロリー過多に介護職員として黙っていることはできません。
食べるのを控えるよう促すのですが「自分の体は自分がよく分かっている。好きにさせてほしい」と言われます。
時には怒りをあらわに「お前たちには俺の気持ちは分からない!」と声を荒げられることもあります。
リーダーなどにも相談したのですが、介護職員がいくら話したところで行動を決めるのはご本人であるということで、急変があった際にはすぐに対応できるよう様子観察をすることとなりました。

対応者の中での対応

Iさんの好きにしてほしいという気持ちはありますが、介護職員として食べ過ぎだということをしっかり伝えたことは良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

残された楽しみは食べることのみなので好きなものを食べてほしい。そう思う気持ちと、介護職員としては明らかなカロリー摂り過ぎを見逃すわけにはいかない。
この相反する2つの気持ちがあります。
最初は適切な食事量になるよう促すべきではあります。
しかし入居者様自身が心に決めたことを覆すには至りません。
ならばご本人様が満足できる生き方をしていただき、体調変化にすぐ気付けるよう他の方よりも巡回頻度を上げるなどで対応すべきと考えます。

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