介護施設の事例

施設名: 介護老人保健施設

介護老人保健施設介護福祉士なし

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

創立して11年の当施設に創立当初から利用されているNさん。脳梗塞の後遺症で左麻痺があり、左足に装具を装着して杖歩行で歩行は可能です。認知症状はみられず、デイケアの頼れるボスといった立ち位置で他の利用者さんとも良好な関係を築いています。しかし、ボス的な存在ということもあり自分が要望することはすべて正しいと思わせる言動が増えてきています。認知症状が悪化してきている利用者さん(Mさん)へ「うるさい」「あの人が来ているなら私は来ない」などNさん自身が嫌いなMさんの悪口を他の利用者さんに話されることが増えてきており、他の利用者さんも一緒になってMさんの悪口を言っている場面が増えてきました。そこで、ターゲットになっているMさんとNさんの座る席を遠ざけたり他の利用者さんにもMさんの認知状態を伝え、理解を求めました。徐々に他の利用者さんの理解も増え、スタッフのHさんがNさんと根気強くNさんのMさんへの不満を聞き出し話をきちんと聞いてあげることによってNさんも少しずつ落ち着いてきました。

対応者の中での対応

Hさんが根気よくNさんの話を聞いてあげて、Nさんのストレス軽減に努めたことは良かったと思います。しかし自分自身だけで解決するのではなく、周りのスタッフや上司にも助けを求めても良かったのではと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

HさんとNさんの信頼関係があったからこそ対応出来た方法だと思います。新人職員が同じような状況になったら同じ方法では解決できなかったと思います。周りのスタッフへ相談し話し合って対応内容を統一する方法もあると思います。また相談員の方への報告がなかったため、相談員からケアマネージャーへ報告して情報を共有する必要性があります。利用者さん間でも上下関係があることは良くない状態です。皆さん平等に対応出来るスキルがあるといいと思います。

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