介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者脳血管疾患

対応者

対応者

対応者 サービス提供責任者

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 C1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Mさんは脳梗塞の影響で麻痺があり、立位や歩行ができなくなり、座位は保てるものの寝たきり。認知症ではないものの高次脳機能障害あり、気性が荒く極めて怒りの沸点の低い女性。ヘルパーに対しても高圧的に接し、気に入らないヘルパーに対しては口を利かないこともあり。ある日、ヘルパーの作った料理を本人が味見すると表情が豹変。味が濃すぎると激怒。こんなもの食えるか、とタッパーの中に入っていた切り干し大根をヘルパーめがけて投げつける。ヘルパーの肩に命中。本人は、苦情を言って辞めさせてやる、市議会議員に言って事業所をつぶしてやると激怒収まらず。報告を受けたヘルパー事業所の責任者やケアマネージャーが訪問し、本人の言い分を聴く。その後、そのヘルパーは訪問しないようにシフト調整するも、他のヘルパーとのトラブルが続きケアマネージャーと相談のもと、ヘルパーによる調理の支援は行わないようになりました。

対応者の中での対応

もともと料理の味付けに対してはうるさく、注意して作ったつもりだった。その後もヘルパーの作る料理のクレームが続いたことや、身体介護のサービスの必要性が高まったことから、調理をヘルパー業務から切り離すことに成功した。

今後同じ事例が起きた時の対処法

易怒性が高い利用者であり、料理の味付けには注意していたつもりだったが、そういった特性を踏まえてコミュニケーションをとるべきだった。適切な距離感で接することが必要。援助対象の相手から物を投げつけられるという恐怖心はぬぐえない。今回のケースでは本人も行った事実を認めていたが、このような暴行をしたこと自体を隠ぺいする利用者もいるので、証拠保全はしておくべきだった。その後もトラブルが続いていたことから、契約解除というカードもケアマネージャーと相談しておくべきだった。

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