介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)介護職員認知症

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Hさんは、90歳で少し認知症が入っておられますが、足腰は同年齢の方に比べてしっかりされています。日ごろから、ご自宅の周辺を歩いてられるからだと思いますが、身の回りのことも全てご自分で出来る状態です。奥様は施設に入ってられて、基本的にHさんは独り暮らしということです。そのお宅に週2回、生活補助ということで簡単な食事つくりと掃除に通っています。Hさんは、元々学校の先生をされていて、人に話をするのが好きな人です。私がお伺いするときも、ずっと私に話しかけてこられます。私に仕事がない時はしっかりと聞いてあげることが出来るのですが、そうでないときはそれなりに聞き流すことがあります。その際にHさんは非常に不機嫌になられますし、それが度重なると事務所に「今来てもらっているヘルパーさんはだめだから変えてほしい」という電話が入ります。そういうことが今まで2度ほどあり事務所もその都度対応はしていますが、今後同じことが起きることが予想されるので困っています。

対応者の中での対応

私はHさん宅に訪問した時に、最初に「ヘルパーとして訪問している時はほとんどの時間、体を動かして働いています。だから、お話を聞き漏らすことがあるかもしれません。その時は勘弁してくださいね。」ということを毎回、伝えるようにしています。それと印象に残った話を聞いたら、きちんと感想を言うようにしてメリハリを無理やり出すようにしています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

高齢者、基本的に年を取ってから体が若い時ほど動かなくなってきている人たちは、生活をする上で手助けを必要としています。それが我々介護にかかわる仕事をする上での最大のミッションであります。と、同時に対象になる利用者さんの人としての尊厳を上手に維持してあげる、ということも求められる大切な要素なのですね。つまり高齢者独特の承認要求、具体的な例としては長い話を聞いてあげる、自慢話を聞いて感心してあげる、関心がある事を伝える‥等は、書面で契約してある仕事を進めていく上で、非常に大切なことになります。そこは利用者さんのタイプを見て、介護者がうまく加減しながら進めることが肝要になりますね。実際は慣れないと難しいですが必要です。

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