介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護職員認知症

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

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トラブルが起きた背景

昼食後のお薬をナースが渡しているが、少しタイミングが遅くなった。Sさんはご自分の荷物や習慣に対する拘りが強くあり「薬を飲ませないで殺す気だ」と言いだした。ヘルパーが処方する薬を並べてある定められた置き場を見たが、薬がない。すでに渡されているのではないかと思いSさんの膳の付近を確認したところ、Sさんは「あんたまで俺を殺そうとするのか」と大声をあげて掴みかかってきた。薬を無くした、隠したなど妄想が巡り、誰が何を言おうとしばらく収まることはなかった。

対応者の中での対応

タイミングとしては薬を全員に配り終わった時で、定位置に薬が残っていたのが最も不自然なエラーだった。症状に関わる薬の扱いは命に繋がるヒヤリハットと言える。今回は認知症の利用者が暴れた点が目立つが、お預かりした薬の管理に不備や報連相の不足があった事が最も危険な点と言える。

今後同じ事例が起きた時の対処法

薬を探すなど利用者が不安に感じている事に対する動きは、利用者自身の目につくような立ち回りをすると相手の心を波立たせてしまう。特に薬は管理を任されている者がどのような状況にあるかを確認する旨を説明し、必ず正しく報告しに戻ることを利用者本人に説明して安心を得てから動く方が良い。お預かりする物の管理については他の業務と違って責任を持って把握するスタッフを限定した方が上手くいく。そして他のスタッフが物を返したり扱う時は必ず即時責任者に報告をする事が肝心となる。

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