介護施設の事例

施設名: 訪問介護(ホームヘルプ)

訪問介護(ホームヘルプ)サービス提供責任者なし

対応者

対応者

対応者 サービス提供責任者

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Yさんはとてもしっかりした独居の女性ですが、一人での入浴が不安で入浴介助のヘルパーを入れていました。
ある日、事業所にヘルパーとYさんそれぞれから連絡があり「入浴中に浴室の蛇口を壊してしまった」というのです。
責任者が駆けつけて見てみると、かなり古い浴室の蛇口の取っ手が取れており、Yさんは「ヘルパーがぶつかって壊れた」ヘルパーは「確かにぶつかったが、それだけで壊れる物だろうか」とどちらも歯切れが悪い様子。
ヘルパーの介助中に壊れたのは確かですが、その公団住宅の蛇口はかなり古く、誰も口にはしないもののいつ壊れてもおかしくなかったようなボロさ…。
調べて業者に連絡すると、あまりの古さに部品交換もできず、公団とはいえ個人レベルの場所なので修理代は個人で持って下さいとのこと。
なまじ駆けつけてしまったため知らん顔もできず、自然に壊れたという証拠もないため、結局事業所負担で修理することになってしまいました。

対応者の中での対応

古い住宅に住んでいる高齢者は多く、台所や浴室の部品も購入当時のままの古さということが多いです。
そのため、壊れてもヘルパーのせいか古さのせいか判別がつかず、結局気づいた事業所負担で修理になってしまうことも多いというのが現実。
誰が悪いかもわからないまま大急ぎで修理の手配を行わなければいけないため、ハッキリした原因の特定も今後の対策も立てにくい、痛み分けの案件とも言えます。

今後同じ事例が起きた時の対処法

利用者様の自宅に今にも壊れそうな部品がある時は、できればケアに入って触る前に写真を撮っておく方がいいと思います。
とはいえ、日常で触れる全ての部分の写真を撮るのは不可能に近く、ケアの前後にそれをしている時間もないのが現状です。
できる限りの注意を払うのはもちろん、何か起こった時には現場を動かさずに事業所と連絡を取るのが最良の方法です。
「ヘルパーがさわったから壊れた」とすぐに言う方もいますが、覚えていないだけで保険や共済に入っている方も多いので、まずはケアマネージャーやご家族、サービスセンターに連絡を取ってみて下さい。
とにかく禍根を残さずお互いの負担にならないよう修理してもらうしかありません。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ