介護施設の事例

施設名: 訪問入浴介護

訪問入浴介護介護職員(ホームヘルパー)認知症

対応者

対応者

対応者 介護職員(ホームヘルパー)

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Uさんは初期の認知症を患っており、娘さん夫婦と暮らしています。
夫婦は共働きなので日中の家事援助訪問介護と週2回の入浴の契約をしていました。年齢相当の歩行の不安定さなどはありますが、トイレや食事などは自立できていて、入浴時は見守りが必要といった状況です。
ご家族の介助では入浴拒否が強く、週に1回なんとか入浴させられたら良い方だと困っておられたので、入浴の介助に入ることになりました。介護士でも入浴拒否は変わらず、特に訪問入浴介護では時間も決まっているので慌ただしさもあり、それが余計に拒否につかなる様でした。
週2回のうち1回入ってもられば良い方で、1回は体を拭くくらいで精いっぱいでした。下半身だけシャワーで流す提案もしてみましたが、とにかく浴室に入るのが嫌なようで、そのうち入浴の日にはヘルパーを家の中に入れてくれない…などという日も出てきてかなり手こずりました。
Uさんに入浴が嫌な理由を聞くと「面倒。疲れる」などと言っていたのですが、トイレはドアを閉めずに必ず開けっ放しにする方だったので、もしかしたら狭いところが苦手なのかな?とも思いました。
Uさん宅は築年数がかなり経っていて、お風呂も洗い場もかなり狭いタイプでした。そこでケアマネさんに相談したところ、入浴が主のデイサービスに行ったらどうかという提案がありました。それからはケアマネさんとご家族の話し合いになりましたが、Uさんは見学に行き、銭湯のような広い浴室のあるデイサービスが気に入り週3回通うようになって訪問入浴は必要なくなり、その分家事援助の回数を増やすことになりました。

対応者の中での対応

結局訪問入浴ではうまく対応できなかったのでなんとも言えませんが、無理矢理介助を続けないでケアマネさんに相談したことは良かったと思っています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

入浴拒否はよくあることですが、言葉では「面倒だから」などと言っていても、他にも理由があるのではないか?と考えてみることが大事だと思います。
在宅ケアが中心の方でも入浴はデイサービスでも可能なので、選択肢を増やして考えると良いと思います。

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