介護施設の事例
施設名: 定期巡回・随時対応型訪問介護看護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護介護職員がん
対応者
対応者 介護職員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 C2
認知症の状況 わからない
性別 男性
トラブルが起きた背景
Tさんは二世帯住宅で娘さん家族と同居していました。奥様は数年前に他界され、お食事は娘さんがご用意する以外生活は自立、認知機能も年相応で問題ありませんでした。
病気の進行によりターミナル期にはいり、サービス開始になりました。スタート時はお食事の声掛け、トイレまでの見守り程度でしたが、3カ月ほどの間で自力での歩行が困難になり、ほぼベットで寝たきりの状態になりました。
食事の際は医師からの指示で車いすへ移乗していました。トラブル当日の昼食時、いつものように声掛け、会話をしたあと、全介助にて抱き起した際Tさんが「ううー」と呻きました。いつも抱き起し、車いすへの移乗の際は呻いたり、「もういいよ」とおっしゃることがあったので、再度声掛けし車いすへ移乗を行いました。
その直後、顔面蒼白になり呼吸が荒く目が上を向いて意識喪失状態になってしまいました。
すぐに声掛け、同時に社用携帯にてオペレーターへ連絡、状況を説明し、かかりつけの病院へ連絡をお願いしました。
その後すぐにTさんは意識が戻り、意思の確認ができました。Tさんの自宅から徒歩5分ほどにかかりつけの病院があり、病院の看護師、医師(非担当医師)が到着しTさんを車いすのまま病院へ搬送していきました。
対応者の中での対応
すぐにかかりつけの病院へ連絡ができたのは良かったと思いました。
Tさんはその後の検査で問題なく、当日の夜にはご自宅へ戻られました。
しかし、最初ベット上での会話の時すでに顔色がいつもより白いことを見過ごしていた点や、移乗前に酸素飽和度の測定を行えば良かった点等悪かった点はあったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
介護者(自分)がもっと介護や病気の知識、経験(当時介護経験半年ほど)を持っていれば防げたトラブルだと思います。
ホームヘルパー20人ほどでTさんのケアを24時間行っていたので、他の経験豊富なヘルパーとTさんのケア時の様子をもっと共有していたら防げたかもしれません。
また、先にオペレーターへ連絡が必須と言われていましたが、緊急時はヘルパーから直接かかりつけ病院へ連絡したほうがより早い対応になったと思いました。
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