介護施設の事例

施設名: 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)介護職員なし

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅲa

性別 女性

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トラブルが起きた背景

グループホームに入所されているTさんと、Mというスタッフの間にて発生していたトラブルです。
Mスタッフは粗暴な態度をしばしばとることがあり、そのことが原因でTさんから嫌われていました。
そのことは他のスタッフも認知していたので険悪なムードになると間に入って場をつくろうといった状態です。
しかし常に他のスタッフがいるわけでもなく、時にはMスタッフしかグループホーム内にいない状況もあります。
そうなると険悪になっても止める人がいません。
しかし食事の配膳や服薬介助はスタッフが行うしかありませんので、TさんとMスタッフの接触は避けられません。
そして食事後に強い服薬拒否の態度をしめしました。
Mスタッフはそれでも引かず飲んでもらおうとしたらしいですがTさんは頑なに拒否します。
そしてとうとうTさんはグループホーム内の別のスペースへ移動してしまう始末。
その後、病院受診から帰設した別スタッフが対応し何とか落ち着いていただきました。

対応者の中での対応

服薬は必ずすべきことなので、職務を全うしようという気持ちは良かったのかもしれません。

今後同じ事例が起きた時の対処法

人間同士ですので入居者様、介護スタッフ間における相性は必ずあります。
お互いに(ちょっと苦手だな・・・)思っている程度なら最低限の接触に留めるなどの対応が可能です。
しかし「どうしてもこの人だけは無理!」と思われてしまう介護スタッフもいます。
そうなってしまうと挽回するのは大変です。
特に認知症でしたり他には統合失調症などの疾患を持っている方だと、そう思い込んだら永遠にそうなってしまうこともあります。
そうならないうちに一定の距離を持つことで防ぐことはある程度できます。
本人はなかなか気付きにくいですが、周りから見ているとはっきり分かるものです。
自分以外のスタッフと入居者様間の関係を観察しておくことも、仕事を円滑に進めることに関わります。
気がついたことがあれば、「私○○さんの介助が苦手なんだけど・・・」のように自分のことに置き換えて、本人に声かけしてみましょう。
おそらく困っていることを話してくれます。
その流れで「もう少し距離を置いてみたら?」など解決に繋がる会話に発展させてみましょう。

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