介護施設の事例

施設名: 介護老人保健施設

介護老人保健施設介護福祉士なし

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅱb

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Sさんは軽度認知症、右麻痺があり、軽度の身体介助が必要です。
またSさんは1週間のショートステイ利用で、何度も当施設を利用している方で、介護側も対応や症状等把握していました。Sさんも軽度の認知症があるものの、職員の名前や顔は覚えている様子でした。
夜勤は、入所者27人に対して職員1人で対応しています。その日はショートステイ2日目で私が夜勤の当番でした。
Sさんは夜間ベッドサイドのポータブルトイレを2〜3回使用し、ナースコール対応にて軽介助にてお手伝いさせて頂いていました。
夜間それまで問題なく、朝を迎え居室へ伺うと感情失禁が見られていました。どうされましたか?と問うと「あなた私を馬鹿にして。頭を叩いた。」と返答があり、私は夜勤中は介助以外は入所者様の身体にはトラブル防止の為、極力触れない様にしています。Sさんに私はそんな事してませんよ。と言うも感情失禁と認知症でパニックになっていました。
その場はそっと一人にしておき、他スタッフが出勤して対応して貰いました。Sさんは携帯を持っていたので、家族に自ら連絡した様で、後日上司から家族が虐待ではないかと連絡がきている、話し合いの場を作ろう。と言われました。私は何も非がある事はしてないないので承諾しました。
家族が来られ私は夜間あった事をカルテを見せながら説明しました。上司も私の仕事ぶりをかってくれていたので、虐待を否定してくれました。
家族は納得言ってなかった様ですが、時折Sさんは感情失禁がある事を伝えたり認知症も説明した所、家族は認知症がある事にびっくりされており、ドクターも交えて軽度認知症の診断を話して貰いました。
その結果家族は納得された様子で、こちらの勘違いでした。虐待と疑ってしまいすみませんでした。今後もよろしくお願いします。と言って帰っていきました。
家族もSさんに説明し、Sさんも私が夢でも見たのかな。と納得して笑顔でごめんね。との事で解決しました。今後も他スタッフでもあり得る事なので、カルテ記載はしっかりして行こうと話し合っています。

対応者の中での対応

ショートステイ利用で基本的に家族と同居でしたが、家族は認知症の症状を詳しくはわかっていなかったのと、軽度だったので気づかなかった点について、今回ドクターを交えて診断結果やカルテを見て症状を説明したりと家族に病名を伝えて納得してもらえて誤解がとけ、今後の対応などを説明したことが良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

夜間は基本一人なので疑われると証明が難しいですが、その方の行動や、どう対応したのかを詳しくカルテに記載する事が必要です。
また、違う階に常時するスタッフ等を呼び対応してもらう事です。話を傾聴する事で落ち着いたり、優しい声かけする事で安心感や認知症進行に努めたりが必要だと思います。
また、日頃からの仕事に対する姿勢やスタッフ、入所者に信頼してもらえる言動の心がけが重要だと思います。常に相手側にたつという事を伝えていきたいです。

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