介護施設の事例
施設名: 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 B2
認知症の状況 Ⅱa
性別 男性
トラブルが起きた背景
短期入所で定期的な利用のある方で病により全盲、左半身麻痺があります。
認知症はありますが日常生活問題無く、性格的にプライドが高い方です。
施設利用中に女性職員と話を行う際に特に一対一の場面(個室内や浴室内にて)となった際に利用者さんが男性器についてやボディータッチを要求するような発言が見られていました。
4~5年以上は利用されていた利用者さんでしたが、今まで職員は発言に対して我慢をしていたり気にしないとの対応でケアを続けていましたが、新卒で入った女性職員へのセクハラが続き、本人も精神的にダメージを追う事態になってしまいました。
施設内でセクハラ問題を取り上げまずはリーダーから相談員、施設長へ内容を打上げて対応をしました。まずはご家族様へ経緯を説明し本人さんへ注意を行って頂く事となりました。ご家族様から注意を行っていただき利用を何度か行って頂いた中で最初の内は言動落ち着いていましたが利用回数が増えるにつれて元に戻るようになっていってしまいました。
次に利用者さんが施設へ来られた際に相談員、施設長から口頭でセクハラ発言に対する注意を行って頂きましたが納得いかない様子や面と向かっている際には反省の言葉を出すものの職員の前では「あいつら何なんだ」など心情に変化は見られないものでした。
最終的にご家族様と利用者さんへ今後もセクハラ発言が続いてしまうようであれば当施設利用停止とさせて頂く旨を伝え、利用者さんは他施設の利用へと切替を行われました。
対応者の中での対応
私は男性という事もあり、セクハラ発言を直接聞いても男性同士のためその場で解決させてしまっていたのですが女性職員は同じように考えていなく対応が後手に回ってしまった事、同調してしまった部分があったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まずは発言に対して同調しない事が良いかと思います。
同調してしまうと発言がどんどんエスカレートしてしまう傾向にあり特に女性職員への精神的なストレス・ダメージに繋がっていってしまいます。
セクハラの発言を受けた際は上司へ報告し、上司は施設内で同利用者さんへどの様な対応を行っていくかなど明確な方向性を決めて職員が安心できる様にしていくべきと思います。方向性を決める際は他職種含め正式な会議体で話し合い議事録等へ残すのが良いと思いますし定期的な会議も必要と思います。
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