介護施設の事例

施設名: 通所介護(デイサービス)

通所介護(デイサービス)介護職員認知症

対応者

対応者

対応者 介護職員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

Sさん、84歳。夫と2人で在宅での生活をされていました。 
認知症があり自宅での介護が困難になり、サービス高齢者住宅に入居。認知症は日々進行していますが、下肢はしっかり歩行もできます。
下肢はしっかり歩行もできます。
ご主人はサ高住宅入居前に在宅の浴室で心臓発作により死亡されています。
Sさんは、その光景を見ており、その後急激に認知症は進行しました。
Sさんは、ご主人はまだ生きておられると思われています。
サービス高齢者住宅に入居の生活の中でも、居室から朝から出られて「お父さん(夫)に電話して 早く迎えに来てと伝えて」等10分おきに職員つきまわり言われます。職員が説明しても5分後には忘れて、また同じことの繰り返しです。
デイサービスに週3回行って頂く事になりました。
デイサービスに行かれる様になり生活のリズムが壊れました。
デイサービスに行かれた日は、夜間帯も10分おきにお父さんに連絡してと朝まで寝ない様になりました。
サービス高齢者住宅の職員から担当ケアマネージャーにデイサービスに行き始めたら昼・夜逆転が始まり夜に寝ないと相談があり、ケアマネージャーがデイサービスに昼間の様子を確認しました。
介護員Tさんに、来られて昼まではお元気ですが昼食が済むと居眠りをされるので帰りの送迎まで寝ている事が多いとの回答でした。
起こしても起きないからとも言われました。

対応者の中での対応

悪い点は、デイサービスの目的をデイサービスセンター職員が理解できていない事です。
また通所介護計画書には午後からはレクリエーション・機能訓練などか記載されているのに現実は寝かせっぱなしでした。
本人が起きないから等と言い訳も職員はされました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

デイサービスセンターは何をする所なのか。
必要な日常生活上の世話及び機能訓練を行うことにより、利用者の社会的孤立感の解消及び心身の機能の維持並びに利用者の家族の身体的及び精神的負担の軽減を図るものでなければならない」デイサービスの目的を理解していない事です。
また通所介護計画書には午後からはレクリエーション・機能訓練などか記載されているのに現実は寝かせっぱなし、起きていると何度も同じことを言われるので職員の業務を妨げるからと推測されても仕方ない状況でした。
何の為にデイサービスに行かれているのか。
体調が悪い場合は横になられるのも仕方ありませんが、寝かせてしまい本人の1日の生活リズムがデイサービスに行かれた事で崩され昼、夜逆転と本人の負担になっているからです。
デイサービスセンターの目的をしっかり職員は理解し、どの様に
工夫をすれば 機能の維持向上のサービスができるかを考え実践する事です。
デイサービス利用で、どう問題点(ニーズ)が改善されたのかを家人や関係者に報告をする事も重要です。
介護計画書にそって改善された内容継続する内容を明確にする事がデイサービスの資質に反映します。

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