介護施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)介護職員(ホームヘルパー)骨粗しょう症
対応者
対応者 介護職員(ホームヘルパー)
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Ⅿさん、79歳は娘宅の近くのサービス高齢者住宅で生活をされています。
糖尿病、脳出血後遺症があり車椅子生活。
中学の頃からの仲良しの友人「Fさんと同じデイサービスに行きたい」と言われてFさんと同じデイサービスに行かれる様になりました。
週に2回、Fさん、79歳は軽度の下肢低下で大きな病気もなく軽い認定で夫と在宅で2人暮らしです。
2人は、同じデイサービスの利用で会っておしゃべりする事が生きがいです。
最初は普通にデイサービスに行かれて行かれた日は沢山おしゃべりして楽しくて仕方ありませんでした。その日あった事をケアマネージャーにも聞いてほしくデイサービス帰宅後必ず報告の連絡がFさんから来ていました。
その後、Fさんの行動が苦情の原因を作りました。
デイサービスでも、何をされるのも2人一緒ではしゃいでおられるとのことでした。日がたつとⅯさんは「施設のご飯はまずい(サ高住宅)職員も冷たい、寂しい」等とFさんに愚痴をこぼす様になりました。
Fさんは、自分は自宅で好きな物を食べられる、好きな物は買いに行ける。Ⅿさんは、可哀そうと思う気持ちがどんどん大きくなりデイサービスに行く日には自分で作った料理をタッパーに入れて「夕飯に食べて」と渡されたり、時にはFさんの好きなアルコール(缶ビール)まであげたり、どんどん過剰になりました。
その物を渡す光景はデイサービス職員も見ていましたが、他の方の迷惑にならない為、放置していました。
ある日、Ⅿさんは腹痛をおこし受診。食中毒との診断をされました。
サ高住職員から「デイサービスに行かれると鞄には食べ物が色々入れられて帰ってくる。デイサービス中に物のやりとりをさせないでほしい」とサ高住の介護員から苦情が入りました。
対応者の中での対応
悪い点は、デイサービス職員FさんがⅯさんに物を渡されている光景を何度も目撃されたが注意せずに放置をしていた事です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
デイサービスでの物のやりとりは基本的には禁止です。
デイサービスに来られている人は色々な病気もあります。
中には糖尿病や高血圧症などカロリー計算されている方、食べてはいけない食品など。
また、誰かがお菓子を自宅から持参され配ると他の方も自分もお返しをしないといけないと多くの人が色々な人に配る傾向が出てきます。
また、今回のⅯさんは、サ高住での生活をされており腹痛の原因は食中毒。飲食の原因がデイサービスでの食事か、サ高住での食事か、Fさんからもらった品か、どこの食事が原因で食中毒を起こしたのかもわからなくなります。要因が断定できなくなります。食中毒もひどい場合、命に関わるリスクもあります。
デイサービスに行かれている間(利用時間帯におきた事)はデイサービスセンターに管理責任が問われます。
Fさんは、ただⅯさんが可哀そうだとの気持ちでの行動ですが、色々なリスクがある為その様な行為を見た時はデイサービスの職員(相談員や管理者)からきちんと物のやり取りをやめてほしいと説明をさせて頂く事が重要です。
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