介護施設の事例

施設名: 訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーション支援相談員脊柱管狭窄症

対応者

対応者

対応者 支援相談員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J2

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

通所中のトラブルで一番多いのはおそらく急な体調変化によるものではないでしょうか。
僕の勤める施設でも例外なく、急な体調の変化によりサービス予定の変更を余儀なくされることも少なくはありませんが、一番気を遣うのは救急要請を要する体調変化です。
Sさんは脳疾患の後遺症によるリハビリテーションを受けている方でしたが、経過は良く、要介護4の状態で受け入れしたのですが現在は要支援2。
サービス利用終了も目前というところまで来ていたある日のことでした。
立位バランス訓練中に突然、膝がガクンと落ち、そのまま転倒。意識がない状態となり、看護師からバイタルを確認するも心停止状態。直ちに心臓マッサージを開始。救急隊を要請し到着を待ちました。
心臓マッサージを実施と同時にAEDを装着。そこから先は機械の指示に従いショックを与えては心マを繰り返しました。
3分くらい経過してからでしょうか。上転していた眼球が戻り、脈拍、呼吸も再開。
その更に5分後に救急隊が到着。念のためにそのまま近所の大きな病院へ搬送してくれましたが、特に異常はなく検査入院を挟んで2週間程で退院されました。

対応者の中での対応

この件に関しては、僕も含めスタッフが本当に一丸となって、誰に指示されるでもなく自然な流れでスムーズに対応できました。
未だに「お見事!」と思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

上でもお話しましたが、緊急の状態は常に意識しながらサービス提供を実施するという事を念頭に職務にあたる、そういった自覚が必要です。
特に頭、胸の症状は一刻を争う状態が想定されるので、最悪、命を落とす事になったとしてもこちらとしては落ち度を残すわけにはいきません。ですので、隙間の時間を極力設けない事が重要だと認識しております。
もちろん、配置の人数や場所によっては対応は異なりますが、いつも何かあった時に誰がどのように動くというシミュレーションをしておくことをお勧めします。

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