介護施設の事例

施設名: 地域密着型通所介護

地域密着型通所介護介護福祉士なし

対応者

対応者

対応者 介護福祉士

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 A1

認知症の状況 Ⅱa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Kさんは癌を持っており、余命が宣告されているが本人にはご家族様の希望で知らされず、家で一緒に過ごされていた。
家で一緒とは言えど、家族との関わりは0に等しく、デイケアの利用と家でテレビを観ることを生き甲斐として生活していた。
歩行能力は問題無い方で、トラブルはお迎えに行くとあった。他利用者様がお休みになられた事で送迎時間が少し早くなってしまい、本人様に連絡も取らずそのまま家にお迎えに行ったことで、早すぎると介護士に激怒される。かなり激昂されていた為早くなった理由をお伝えし、いつもの時間まで待つ事を説明した。
たかが10分早くなっただけと介護士は思っていたが、本人様にとってはいつも観ているテレビ番組があり、それを見終える頃に迎えが来るという認識であった為、それがズレることで今回のトラブルとなりました。
すぐにしばらくお待ちさせて頂く事を説明し、本人様を落ち着かせるように何度も声かけを行いました。
すると段々と落ち着いてこられ、ご自身の部屋へ戻られるがすぐに荷物を用意して乗車される。
乗車後車が動き始めてからも声かけを何度も行い、少し落ち着いたところで介護士が冗談を言って笑かせると微笑まれた為、「前もって言ってくれてたらな?」と笑いながら言われ、否定せずにこちらが悪かったことと、次からお電話させて頂く事で納得していただいた。

対応者の中での対応

悪かった点として、時間が早まったにも関わらずたかが10分と思いお迎えに行ったが、介護はやはり人を相手とする仕事で、Kさんの気持ちを考えていなかった。
これからは少しの変化でも電話で連絡し、今回のトラブルを勉強として、次からトラブルを未然に防ぎます。良かった点として、Kさんを落ち着かせ笑いまで運べた事でKさんは一日楽しくご利用されました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

少しの変化を少しと思わず、本人様の気持ちに立って事前に連絡をすべきでした。Kさんは怒りやすい性格ではあるが、打ち解けると大変優しい一面が見れる方であった為、対応がスムーズに出来たと考えられるが、もし相手の性格が掴めていない状況で新規利用者様が今回のトラブルの相手だったとしたならば、こんなに早くトラブルは落ち着いていなかっただろうと思う。
そうした場合にやはり事前に連絡することで未然に防げると思いました。

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