介護施設の事例
施設名: 特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム介護職員なし
対応者
対応者 介護職員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅲa
性別 女性
トラブルが起きた背景
夜間、認知症のSさんが徘徊中に施設の「非常ベル」を押しました。
非常ベルの「押す」という文字に反応をしたようです。
施設内にはベルの大きな音が鳴り響きました。
その後、夜勤の私は非常ベルを復旧させようとしましたが
復旧方法がわかりませんでした。
同僚の、もう一人の夜勤者と
宿直警備のスタッフも止め方はわからず。
対応者の中での対応
自分の対応で良かった点は
知識が無い中、なんとか非常ベルを止めたというところです。
悪かった点は
ベルを止めることに固執をしすぎて、入居者を安心させることを怠った点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
基本的には非常ベルの復旧方法を知っておくことが大切です。
とはいえ、介護士は
その知識の必要性を感じていないことが多いです。
止め方が分からなかったとしても
非常ベルが間違いであると確認ができたら
入居者を安心させるということを重視するべきです。
夜間は人手が少ないとはいえ、それは可能です。
50人規模の特養であれば、夜間は最低でも3人はおります。
夜勤者2名、宿直者1名の計3名。
スタッフは手分けをすべき。
・ベルの止め方を試す者。
・入居者を安心させる対応をする者。放送をするか、放送設備の使い方も分からなければ、入居者の居室をまわる。
・通常の介助や見守りを行う。
という具合です。
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