介護施設の事例

施設名: 住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームサービス提供責任者なし

対応者

対応者

対応者 サービス提供責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況 Ⅲa

性別 男性

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トラブルが起きた背景

以前の施設でサービス提供責任者をしていた時の話です。
朝の4時過ぎに携帯電話がなりました。
たまたま目が覚めて電話を取ったところ、夜勤者からでした。
聞くと「巡回をしていたところ、Sさんが見当たらず、非常口のドアが開いている」との話でした。
その非常口は、以前からサムターンが壊れて施錠することができなくなっていました。
結局、Sさんは警察に保護されて戻ってきたのですが、まだ興奮状態。
Sさんを見守りながら、6時の定期巡回は困難と判断したため、管理者に車で施設に向かってもらうように連絡しました。
翌日、早急にカギの修理を依頼しました。

対応者の中での対応

・良かった点
たまたま自分が目が覚めた状態で、冷静に対応できたのが不幸中の幸いでした。
私は車を所持しておらず、タクシーでも時間が掛かると判断。
一刻を争う状況だったため管理者に対応を依頼しました。
管理者に連絡がついて迅速に対応してもらえたことに感謝しています。

・悪かった点
壊れている非常口の鍵の修理をしなかった点に問題があったと思います。
Sさんは帰宅願望が強く、「家の者が会いに来ない」「いつになったら家に帰れるのか」と愚痴をこぼしているのは見かけていましたが、まさか夜間に外に出ていくとは思いませんでした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回の事象は施設の不備が最大の問題であったと感じます。
不備は気付いた時点で、施設管理者に報告して早急に修理する必要があります。
現在勤務している施設では、災害対策委員会に所属し、避難訓練や緊急連絡のシミュレーションを実施しています。
合わせてエレベーターや防火設備の定期点検も行っています。
介護施設には認知症を患う高齢者も住んでおられます。
まさかの事態を想定し、安全管理を徹底するのは介護職の義務だと思います。

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